FIM Endurance Suzuka 8h

ただただ疲れた……2人で戦い抜いたホンダHRC、魂の鈴鹿8耐4連覇。ザルコ「2人体制はやめておこう」

鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝で勝利したHonda HRC。高橋巧とヨハンザルコが、2人体制でのレースを振り返った。

永安陽介

公開日時: 2025/08/03 13:07

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Johann Zarco,Takumi Takahashi ,Honda HRC

Johann Zarco,Takumi Takahashi ,Honda HRC

写真:: Motorsport.com / Japan

「ただただ疲れました」

 2025年の鈴鹿8時間耐久ロードレースを勝利した30号車Honda HRCの高橋巧は、記者会見でそう口を開いた。

 今年の鈴鹿8耐でホンダは開幕前にトラブルに見舞われた。3人目のライダーだったチャビ・ビエルゲが参加できなくなってしまったのだ。その結果ホンダは高橋とヨハン・ザルコの2人体制でレースに挑むこととなった。

 ポールポジションからスタートしたレースでは、序盤以外はホンダがトップを快走。2人体制は肉体的に厳しいと予想されていたが終盤までペースを保ち、今年復活したヤマハワークス(21号車YAMAHA RACING TEAM)を退けた。

 高橋は最終スティント担当のザルコにマシンを渡す前の状況を、次のように振り返った。

「最後は凄く身体のコンディションが厳しそうでした。その中でしっかり自分ができることを最後にやって渡そうと思って最後のスティントで2分6秒にタイムを入れたりとかしたんですけど、ちょっと後ろの追い上げが激しすぎました。なのでキープしてまずは無事に手渡そうという考えに切り替えていました」

「(ザルコは)最後本当に頑張ってくれたと思います。いつピットに入りたいとなってもおかしくなかった状況だと思うので、まずは今感謝しています。そしてチームもみんな頑張ってくれたし、応援してくれたファンの皆さんみんなに感謝してます」

 そして2年連続で鈴鹿8耐を制したヨハン・ザルコも、休憩時間の限られる2人でのレースは本当に疲れたと話している。そしてレース後半、そして終盤にセーフティカー(SC)が出動したことも、ザルコにとっては有り難いモノだったとも語った。
 
「本当にタクミに同意だ。ものすごく疲れたよ。でも素晴らしい結果だと思うし、本当に頑張ったと思う」

 ザルコはそう語る。

「走っている間はレースをかなりコントロールできたと思っているけど、問題だったのはスティント間の休憩だった。回復するための時間が足りなくて、そのあたりでかなり苦しんだ」

「最終スティントも“行けるか?”という気持ちだったんだ。ただ運良くSCが2回出てくれた。タクミがその分多く走ってくれたし、最後の僕の時のSCもペースをもう一度取り戻すために有利に働いたと思う」

「それから最後は本当に素晴らしい景色の中を走ることができて、本当に気持ちよかった。最高だったよ。優勝できて最高に嬉しいし、これはタクミのおかげだと思っている」

「彼はキツいはずのときもそれを見せないんだ。チームの強みだと思っているし、本当に素晴らしいライダーだ。でも来年やるにしても、2人体制はやめておこう」

 

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