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FIM Endurance Suzuka 8 Hours
カワサキ26年ぶり優勝の立役者。ジョナサン・レイ「クタクタに疲れたよ!」
鈴鹿8耐で26年ぶりの優勝を果たしたカワサキ。その立役者であるジョナサン・レイが驚異的な速さの秘密を明かした。
永安陽介
編集: 2019/07/29 10:28
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第42回“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースで、#10 Kawasaki Racing Teamが優勝。それによってカワサキが26年ぶりの鈴鹿8耐優勝を手にした。
カワサキは今年、18年ぶりにファクトリーチームを復活させ、スーパーバイク世界選手権(WSBK)で活躍する選手3名(ジョナサン・レイ/レオン・ハスラム/トプラック・ラズガットリグオル)を擁して鈴鹿8耐へエントリーした。
決勝レースでカワサキはレイとハスラムのふたりで走行し、ヤマハとホンダの2チームと三つ巴の戦いを展開。最終スティントではレイが2分6秒台と驚きの速さでホンダの高橋巧を捉えトップに浮上したが、最終周でまさかの転倒を喫してしまう。そして、コースコンディションが悪化していたことが考慮されたのか、その直後に赤旗が掲示され、レースは終了となった。
暫定表彰式が行われた段階では、優勝は#21 YAMAHA FACTORY RACING、2位は#33 Red Bull Hondaとなっており、カワサキはDNFだった。しかし表彰式後にFIMとレースディレクションがレース結果の改定を発表。#10 Kawasaki Racing Teamが優勝という結果に変わった。
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こうして優勝を手にしたカワサキだが、暫定結果を受けて既にホテルに戻っていたことを、レイがはにかみながら会見で明かしてみせた。
「実はもうホテルに戻っていて、ジンを飲みながら夕食にしようと思っていたんだ」とレイ。
「そうしたらマネージャーがやってきて、『ちょっと聞いてくれ』というから何があったのかきいたら『優勝したよ』と言われたんだ」
「それで驚いて、急いでこっちに戻ってきたんだ。(優勝は)嬉しく思っているし、同時に驚いてもいるところだよ」
こうして優勝会見の場に姿を表したカワサキのライダーたち。そんな中、ラズガットリグオルは「今日は疲れたね(笑)8時間見ているのはキッツいよ(笑)」とジョークを口にしたあと、会見場に詰めかけたチームスタッフへ感謝の言葉を述べると、室内は拍手に湧いた。
今年の鈴鹿8耐は、ファクトリー3チーム(カワサキ、ヤマハ、ホンダ)が激突する激しいものとなったが、レース戦略は決勝当日朝に決めたようだ。
「ライダー戦略というのは、正直に言うと今朝決めたんだ」と、レイは語った。
「戦略としては燃料節約して安定性を保つことだった。それがうまく行ったと思う。ただ、(レースを走るのが)ふたりだったから、クタクタに疲れてしまっていて、走りながら筋肉がつっていたよ」
レイは出走するたびに鋭い走りでポジションを上げ、WSBK王者としての力を存分に見せつけていた。こうした速さについて、テストの際から大きく向上が見られたがその理由についてはマシンへのアジャストも要因となっていたようだ。
「今日こんなに速くなるとは僕も思っていなかった」と、レイ自身も驚きを口にした。
「SBKで乗っているマシンとはかなり感覚が違って、タイヤも違うから慣れる必要があった。それからテストではいろいろなパーツを変えて試しながらの走行だったこともある」
「さまざまなセッティングを探していたんだけど、朝にやっと良いフィーリングがつかめたように感じられたんだ」
「前のバイクを追いかける、という姿勢で走っていたからだと思う。1台を追い越したとしてもリラックスするのではなく、そのままプッシュしてギャップを作ってチームメイトにマシンを渡す気持ちで走っていた」
レイはそう語った。また、チームメイトであるハスラムは当日に体調を崩していたようだが、そういったコンディションにもかかわず力強い走りを見せたことを賞賛し、締めくくりとした。
「彼(レオン)は体調を崩してお腹を痛めて大変なことになっていたんだけど、それでも彼はベストを尽くしてくれて、4スティントもよく頑張ってくれたと思うよ」
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