中上「もし明日が雨でも、高い戦闘力を発揮できる自信がある」:Moto2オーストラリア
【IDEMITSU Honda Team Asia】中上はフリー走行1回目で6番手。フリー走行2回目は悪天候で中止。

Rd16 オーストラリアGP/フィリップアイランドサーキット:2016年10月21日(金)
コンディション:ウェット
気温:12℃ 路面:14℃
2016年第16戦オーストラリアGPがフィリップアイランドサーキットで始まった。絶え間ない氷雨の降りしきるなかで行われた金曜日の走行で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は午前のFP1に6番手タイムを記録した。チームメイトのラタパー・ウィライローは25番手でこの走行を終えた。
ライダーたちにとって厳しいコンディション下でも、中上は快調な走りを披露した。また、チームメイトのウィライローも、セッション序盤から好順位につけた。両選手とも雨の中で慎重かつ入念な走り込みを行い、ウェット用のセットアップを進めたが、午後は雨脚が強くなったため、安全性を考慮してセッションはキャンセルされた。
中上貴晶 (6th, 1’48.315, +0.686)
「雨の中で最初にピットアウトしたときから戦闘力の高いペースで走ることができた。今まではウェットコンディションで苦戦することが多かったが、今は雨の中でも安定して良いフィーリングで走れている。明日が雨になったとしても、フリープラクティスと予選で高い戦闘力を発揮できる自信がある」
ラタパー・ウィライロー (25th, 1’52.002, +4.373)
「FP1の序盤はトップ15前後につけることができたが、セッション時間の経過と共にどんどんコンディションが難しくなってきて、2回ほど転倒しそうになった。うまく堪えてセーブできたのは、ライディングの自信を深める上でもよかったと思う。今はすべてが良い方向に進んでいる手応えがある」
岡田忠之-チーム監督
「今日のFP1はセッション中に雨脚が強くなったり少し弱まったりする難しいコンディションだったが、中上は終始落ち着いて取り組み、上位の6番手につけることができたので、良いセッションになったと思う。ラタパーは、自分と中上の走りの違いをデータ上でも比較して認識できたので、明日の走行では改善部分にトライしてタイムアップをはたしてくれるだろう」
【IDEMITSU Honda Team Asia】
この記事について
シリーズ | Moto2 |
イベント | Phillip Island |
ロケーション | フィリップアイランド・グランプリ・サーキット |
チーム | Honda Team Asia |