チャンピオンになってくれ! 日本人ファンの期待背負う小椋藍、2023年に向け「タイトルを争う自信はある」
ロードレース世界選手権MotoGPのMoto2クラスに参戦する小椋藍。2023年はチャンピオンに輝くことが期待されているが、本人も次こそタイトルと意気込みを見せている。
写真:: Motorsport.com / Japan
Honda Team Asiaからロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦する小椋藍。2023年シーズンは初タイトル獲得が目指す目標だと語った。
小椋は2021年シーズンにMoto2クラスへ昇格。初年度から表彰台を獲得するなど力を見せていたが、2年目は更に大きな躍進を見せた。
シーズン序盤のスペインGPで初優勝を達成すると、その後もコンスタントに上位でフィニッシュ。母国戦日本GPでは、青山博一以来16年ぶりの日本人優勝を達成し、タイトル争いを最後まで繰り広げた。
マレーシアGPでの転倒が響き、最後はアウグスト・フェルナンデスにチャンピオンを譲ったが、小椋はMoto2クラス2年目でランキング2位と非常に良い成績でシーズンを終えた。
2023年シーズンも小椋は引き続きHonda Team AsiaからMoto2へ参戦。フェルナンデスがMotoGPクラスへ昇格するなか、来年こそ日本人王者の誕生を期待するファンも多い。
ホンダの2023年モータースポーツ体制発表に出席した小椋は、その後メディアの取材に応えると1年を振り返り、来シーズンの目標がタイトル獲得だと語った。
「今年はたくさんのことが起きました。特に今年は勝つことができましたから、良いシーズンでした。何度か勝ち、表彰台を獲得し、シーズンを通じて改善することができました。ですが(タイトル)争いには負けてしまいました。来年はタイトルを獲得したいですし、改善し続けていきたいです」
「来年、確かにタイトルを争う自信はあります。今年は2位でしたし、チャンピオンはMotoGPへ行きましたから。ですから僕は来年タイトルがマストなポジションにいます」
「プレッシャーはありますが、レースでは常にプレッシャーがありますから、珍しいものではありません。来シーズンが始まるのが楽しみです」
なお2023年シーズンの主なライバルは誰だと考えているかという質問に対しては、2021年のMoto3チャンピオンであるペドロ・アコスタ、アロンソ・ロペスの2人を挙げていた。
アコスタは今年、ルーキーながらも既に3勝をマーク。ランキングでも5位に食い込んできている。またロペスもシーズン後半に尻上がりに調子を挙げ2勝を記録。小椋がライバルになってくると予想しているのも、納得のライダー達と言えそうだ。
なお、小椋は今年素晴らしい走りを見せていたこともあり、2023年のMotoGP昇格も噂された。しかし最終的に小椋はMoto2残留を決定している。
彼はこの決断については、MotoGPクラスでホンダ勢が苦戦していることとは関係なく、自分自身がMotoGPクラスへステップアップする準備ができていないと感じたからだと語っている。
「僕の側からは、バイクについては本当に気にしていませんでした。僕は自分自身に基づいて(残留を)決めたんです」
「MotoGPクラスのライダーと比較して僕はまだ戦えないと、それで留まったほうが良いと思いました。ですからホンダや他のバイクというのは、僕にとっては問題ではありませんでした。僕はライダーの面で(残留を)決めたのであって、バイクの側面からではないです」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments