KTM、ペドロ・アコスタのMoto2昇格を正式発表。今季Moto3でポイントリーダーの17歳
KTMは、同チームでMoto3を戦うペドロ・アコスタを来季Moto2に昇格させることを正式に発表した。
今季Red Bull KTM AjoからMoto3に参戦するペドロ・アコスタが、来季からMoto2に昇格することが明らかとなった。
アコスタは今季、16歳という若さでMoto3にデビューすると、開幕戦でいきなり2位表彰台を獲得。その後第2戦からは怒涛の3連勝を記録するなど、ここまで12戦を戦ってルーキーながらポイントリーダーにつけている。
motorsport.comでは先日、KTMがアコスタとの3年契約に合意し、2022年にMoto2に昇格させ、2024年にMotoGPに昇格させるという構想があると報じたが、この度KTMは、2022年にMoto2のRed Bull KTM Ajoでアコスタとアウグスト・フェルナンデスを起用することを発表した。
アコスタは発表に際し、次のようにコメントした。
「Moto2へのステップアップは僕にとって必要なステップだと思っていたから、目標のひとつだった」
「もちろん、どこにいたって学ぶべきことはあるし、Moto3で学べることもある。でも僕のライダーとしての成長など色んなことを考えると、これは正しい動きだと思っている」
「1年間共に戦ってきたRed Bull KTM Ajoに残るということは大きなメリットがあるし、周りの人たちとポジティブな関係を保つ上でも重要なことだ」
「チームは世界選手権での1年目から本当によくしてくれている。大きなステップになるけど、それに向けて努力してきたし、今の状況には満足している」
Marc VDSからアウグスト・フェルナンデスを獲得し、Moto3からアコスタを昇格させるMoto2のRed Bull KTM Ajo。これにより同チームの来季ラインアップは一新されることとなった。今季彼らはレミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスを起用しており、ふたりは今季のポイントランキングで1番手、2番手につけているが、来季は共にテック3・KTMからMotoGPクラスに昇格することが決まっている。
KTMのモータースポーツディレクターを務めるピット・ベイラーは次のようにコメントした。
「Moto2のライダーラインアップにペドロ・アコスタとアウグスト・フェルナンデスを迎え入れることを発表でき、大変嬉しく思う」
「我々はRed Bull KTM Ajoと共に、ふたりのライダーの次なる挑戦をサポートするための最高の体制を整えた」
「アキ・アジョと彼のチームは、多くのライダーのキャリアにおいて重要な役割を果たしており、ライダー育成における次なるプロジェクトにおいて彼が我々の側にいてくれることを誇りに思う」
「Moto3から次のカテゴリーにステップアップしたいというペドロの希望を叶えられることも大きな喜びだ」
「彼は世界選手権での初めてのシーズンで突出したモノを見せており、我々はその勢いを今後も維持できると思っている」
「彼は2021年の目標に集中しているが、その後は次なるチャレンジに共に取り組んでいく」
「また我々はアウグストという有望な人材をKTMファミリーに迎えることができた。彼は才能の片鱗を見せており、我々のラインアップに加わってくれたことを嬉しく思う」
「アキの指導の下、彼が次のレベルに到達し、将来的にエキサイティングな結果を残すことができると確信している」
なお、アウグスト・フェルナンデスの抜けるMarc VDSには、トニー・アルボリーノが加わることが発表されている。
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