フェナティ失格、レース中にライバルのブレーキレバーを掴む

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フェナティ失格、レース中にライバルのブレーキレバーを掴む
Valentin Khorounzhiy
執筆: Valentin Khorounzhiy
2018/09/09 22:39

Moto2ミサノ戦の決勝レース中、ロマーノ・フェナティはステファノ・マンツィのブレーキレバーを握って走行を妨害したため、失格処分を受けた。

 MotoGPサンマリノGPのMoto2クラス決勝で、ロマーノ・フェナティ(Marinelli Snipers Team)はステファノ・マンツィ(Forward Racing Team)のブレーキレバーを掴もうとしため、失格処分を受けた。

 このフェナティの行動は、マンツィへの報復として起きたもののようだ。

 ふたりは12番手を争っていた。しかしマンツィがインを狙った際に接触、揃ってコースオフしてポジションを失うと共に、ポイント圏内から脱落することとなった。

 マンツィはターン10でクラッシュしリタイアしたが、その直後にフェナティには”無責任なライディング”があったとして、ブラックフラッグが振られ、失格となった。フェナティはバックストレートで、マンツィのマシンのブレーキレバーに手を伸ばし、走行を妨害したのだ。マンツィはこれによりバランスを失いかけたが、なんとかコントロールを取り戻した。

 フェナティはかつて、グランプリレースで最も有望なライダーのひとりだと考えられていた。しかしMoto3に参戦していた2015年、アルゼンチンGPのウォーミングアップ中にニコラス・アヨに対して激怒。走行中に蹴りを入れたばかりか、スタート練習中のアジョのマシンのキルスイッチを押してシャットダウンさせてしまった。

 この一件について当時フェナティが所属していた、バレンティーノ・ロッシ率いるSky VR46プログラムは”チームの規律に沿わない行動”だとして、フェナティとの契約を破棄した。しかしフェナティは昨年Moto3クラスでジョアン・ミルに次ぐランキング2位となり、今季からMoto2昇格を果たした。

 フェナティは来季のMoto2クラス参戦契約もすでに結んでいるが、皮肉なことにそのチームは現在マンツィが所属しているForward Racing Teamである。

 元GPライダーのコリン・エドワーズは、フェナティは「誰かの命を危険に晒している」と語った。

「信じられないことだ。からかっているのかい? 彼にこう言うべきだ。『荷物を整えろ。そして来年会おう』とね。馬鹿げたことだ」

 この件についてスチュワードは、フェナティに2レースの出場禁止処分を科したものの、MotoGPライダーからも処分が軽すぎるという声が上がっており、この問題はまだ尾を引きそうだ。

 

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この記事について

シリーズ Moto2
ドライバー Stefano Manzi , ロマーノ フェナティ
チーム Forward Racing , Snipers Team
執筆者 Valentin Khorounzhiy
記事タイプ 速報ニュース