Moto2復帰のルティ、MotoGPでの”厳しい1年”は「良い学校だった」

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Moto2復帰のルティ、MotoGPでの”厳しい1年”は「良い学校だった」
執筆:
2019/04/23 6:05

昨年MotoGP最高峰クラスを戦い、今季Moto2に復帰したトーマス・ルティは、最高峰クラスでの厳しい1年は、良い学びの場になったと語った。

 昨年MotoGP最高峰クラスで厳しいシーズンを過ごし、今季はMoto2クラスに”復帰”したトーマス・ルティは、最高峰クラスでの厳しい1年が、今年に向けた”良い学校”になったと語った。

 250cc/Moto2クラスで11年間を過ごしたルティは、2018年についに最高峰クラスにステップアップした。しかしマルクVDSのホンダ車に適応するのに苦しんだだけでなく、チームオーナーとチーム代表の間に軋轢が生じたため、厳しいシーズンを過ごすこととなった。

 結局ルティは1ポイントも獲得できずにシーズンを終了。そしてマルクVDSは2019年のMotoGP最高峰クラスに参戦しないことを決めたため、ルティも最高峰クラスのシートを確保することができなかった。

 そのルティは、今季Intact GPからMoto2クラスにエントリー。開幕戦カタールGPでは僅差の2位となると、第3戦アメリカズGPでは、クラス復帰後初勝利を挙げた。

「グランプリでのレースは、多くのレンガでできているようなモノだ。最終的には、目標を達成するためには、それをまとめ上げる必要がある」

 そうルティは語った。

「それはチームによる努力だ。また自分自身を信じる必要がある」

「これはメンタルが重要なスポーツであり、チームスポーツでもある。それが去年との最大の違いだと思う。去年はチームがバラバラになっていたのでとても難しかった。そしてMotoGPのバイクについては、僕にとっては大きな挑戦だった。最終的にそれは、不可能とも言えるミッションだった」

「気持ちを切り替えなければいけなかったし、冬の間に一生懸命働いて、集中した。そして、僕を信じてくれる新たなチームを見つけることができた。それは、僕にとって大きなモチベーションになった。それが最終的に結果に繋がったんだ」

 今季からMoto2のマシンは、トライアンフ製の765cc/3気筒エンジンを搭載することとなった。これによりそのフィーリングは、最高峰クラスのマシンに近いモノになったという。

 最高峰クラスで学んだ中に、Moto2で適用可能なモノがあるかどうか尋ねられたルティは、次のように語った。

「MotoGPのバイクは、ただ乗るだけではなく、たくさんのことを考えながら乗る必要があるんだ。全ての電子機器を使いこなし、戦術も考えなければいけない。かなり難しいことだ」

「このことは、Moto2に戻る上で必要なことを学ぶのに、とても良いことだった。バイクを限界で走らせるのは、Moto2マシンの方が簡単だとは思わない。バイクを限界で走らせるなら、それはつまり、バイクが限界にあるということなんだ。バイクの大きさは関係ない。そのフィーリングを知っているということが重要なんだ」

「去年は、バイクを限界で走らせるという面では、良い学校だった。それでも、戦略やその他のことを考える、精神的な余裕がまだある。乗り方だけじゃない。いろんなことを整理し、準備するためにも良い学校だった。厳しい学校だったけど、良い学校だったよ」

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この記事について

シリーズ MotoGP , Moto2
ドライバー トーマス ルティ
チーム Dynavolt Intact GP
執筆者 Jamie Klein
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