Moto2もてぎFP3:長島7番手と好調続く。中上13番手、シャーリン首位
日本GPのMoto2クラスFP3が行われ、シャーリンがトップタイムを記録。長島哲太が7番手、中上貴晶は13番手となった。

MotoGP日本GPのMoto2クラスのFP3が行われ、ハフィシュ・シャーリン(Petronas Raceline Malaysia)がトップタイムを記録した。日本勢は長島哲太(Teluru SAG Team)が7番手、中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は13番手だった。
10時55分から行われたMoto2クラスのフリー走行3回目(FP3)。Moto3、MotoGPの各クラスに続き、ウエットコンディションで行われた。
セッション序盤から、各ライダーがトップタイムを更新し合う展開。マティア・パッシーニ(Italtrans Racing Team)がまずトップタイムを記録すると、トーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)、アレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)らが、相次いでこれを更新していく。
フランコ・モルビデリ(EG 0,0 Marc VDS)も各セクターで最速タイムを並べるが、ターン12で痛恨の転倒を喫してしまう。その他でも各所で転倒が相次ぎ、初日に続いて難しいコンディションになっていることがうかがえる。
マルケスを上回ってタイムシートのトップに立っていたルティだが、セッション残り25分を切った段階で2分6秒540のタイムを記録し、マルケスとの差を広げる。ルティは連続アタックに入っていくが、アンダーブリッジ手前の第5コーナーで転倒を喫してしまう。
セッション残り20分と言うところで、序盤に転倒があったモルビデリが3番手に浮上。なかなか好タイムを出せなかった中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)も8番手に上がった。モルビデリは連続アタックに打って出て2番手に上がると、中上も同時に7番手タイムを記録して見せた。
セッション残り12分、常にトップ5近辺につけていたハフィシュ・シャーリン(Petronas Raceline Malaysia)がタイムを更新し、2分6秒163。この時点で首位に立つ。
中上はセッション終盤、タイムアップを目指してアタックを行っていたが、第3コーナーで転倒。マルケスも同じく第3コーナーで転倒し、走行を続けるのを諦めた。
セッション終盤、長島哲太(Teluru SAG Team)が素晴らしいアタックを見せる。長島は全セクターで自己ベストを並べ、一気に6番手に浮上。最終的な順位は7番手となったもの、予選以降に向け期待を持たせる走りだった。
結局、シャーリンがトップでFP3が終了。2位にはルティ、3位にはシャビー・シメオン(Tasca Racing Scuderia Moto2)が続いた。
中上は結局13位、ワイルドカード参戦の榎戸育寛(Teluru MOTOBUM Racing Team)18位、水野涼(MuSASHi RT HARC-RRO)は32位となった。
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