【Moto2カタール】3位の中上貴晶「最後まで、ひたすら前を見続けた」

開幕戦カタールのMoto2クラス決勝、中上貴晶は完璧ではないマシンを制御し表彰台を獲得。チャンピオン争いに向けて良いスタートを切った。

 IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は、MotoGP開幕戦カタールのMoto2クラス決勝で、3位表彰台を獲得した。今回のレースは、雨の影響で予選がキャンセルとなる難しい状況で、中上のバイクも完璧な状態ではなかった。

「自分のマシンはスライドが大きく、挙動もやや不安定で状況的には少し厳しかったです」

 そう中上はコメントした。

 レースでは、ミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)に後ろから迫られながら、2番手のトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)とトップのフランコ・モルビデリ(Marc VDS)を追う難しいレース展開。オリベイラとのバトルは、ファイナルラップまでもつれたが、中上は一度も前を譲ることなくチェッカーを受けている。

「レース中に後ろを振り向くと、表彰台を逃してしまうかもしれないと思ったので、ルティ選手に追いつくことだけを考えて、最後までひたすら前を見て走り続けました」と彼は語った。

 優勝したモルビデリはMoto2クラス初優勝ながら、表彰台に上がったメンバー自体は、極めて順当だったと言えるだろう。ルティは昨年のランキング2位、モルビデリは4位、中上はランキング6位だ。

 彼らと昨シーズンを戦ったチャンピオンのヨハン・ザルコ(現テック3ヤマハ)、3位のアレックス・リンス(現スズキ)、5位のサム・ロウズ(現アプリリア)、7位のジョナス・フォルガー(現テック3ヤマハ)は、今季MotoGPクラスに昇格しているからだ。

 Moto2クラスのあとに行われたMotoGPのレースでは、4番グリッドから飛び出したザルコがレースの序盤をリードするなど、早速彼らはMotoGPでも頭角を現している。

 次にMotoGPに昇格する有力候補は当然、今回Moto2クラスの表彰台に上がった3人だろう。今シーズンは、彼らにとって重要なシーズンとなる。

「シーズンのスタートを表彰台で切れたのは、今後の戦いに向けていい手応えになりました」と語った中上の目は、すでに今後繰り広げられる激しい戦いに向けられている。

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この記事について
シリーズ Moto2 , MotoGP
イベント名 Losail
サーキット ロサイル・インターナショナル・サーキット
記事タイプ 速報ニュース