Moto2豪州予選:パシーニ今季5回目のPP。中上は7位で終える
Moto2オーストラリア戦の予選が行われ、マティア・パシーニがポールポジションを獲得した。中上貴晶は7位だった。

Moto2オーストラリア戦の予選が行われ、マティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)がポールポジションを獲得した。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は7位だった。
直前に行われたMotoGP最高峰クラスの予選同様、ドライコンディションで行われたMoto2クラスの予選。セッション序盤から速さを見せたのは、マティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)だった。パッシーニは1分33秒300を記録し、セッション中間点を首位で折り返す。
初日のフリー走行1回目と2回目でトップタイムをマークした中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は、8番手でセッションを折り返し、後半に2戦連続ポールポジションへの望みを託す。
残り15分を切ると、ピットに戻っていた各車が一斉にコースイン。ただその序盤には、なかなかタイムを伸ばしてくるマシンはいなかった。とはいえ残り8分、中上が自身のタイムを更新し、7番手に浮上する。
その後は再び各車のタイム更新がない状態が続く。残り5分前後という段階では、フランコ・モルビデリ(EG 0,0 Marc VDS)やトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)らが隊列を組むことになった。この列の最後方には、中上もつけた。
モルビデリはセッション終了前にアタックを諦め、マシンをピットに入れてしまった。
一方中上は、セッション終了直前にタイムを更新し6番手に浮上する。さらに続く周回もトップに匹敵するタイムで走行していくが、ターン9でマシンのバランスを崩してしまい、更新ならず。逆に他車に上回られてしまい、7位で予選を終えることになった。
結局ポールポジションはパシーニ。マルセル・シュロッター(Dynavolt Intact GP)が2番手に入り、ミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)が3番手に入った。
タイトルを争うふたりは、モルビデリが5番手、ルティが10番手となった。長島哲太(Teluru SAG Team)は27位だった。
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シリーズ | Moto2 |
イベント | Phillip Island |
ロケーション | フィリップアイランド・グランプリ・サーキット |