Moto2豪州決勝:オリベイラ初優勝。中上2番手走行中に痛恨の転倒

Moto2オーストラリア戦の決勝レースが行われ、オリベイラが初優勝。中上は残り2周、2番手走行中に転倒し、リタイアとなった。

 MotoGPオーストラリアGPのMoto2クラス決勝が行われ、ミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)がMoto2初優勝。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は残り2周2番手走行中に転倒しリタイアした。

 Moto2オーストラリア戦決勝。直前に行われたMoto3の決勝は降雨により赤旗終了となったが、その雨はすぐに止み、Moto2の決勝開始時刻の上空には青空が広がった。コースも完全に乾き、ドライコンディションでスタートを迎えることとなった。

 そのスタートで首位に立ったのはミゲル・オリベイラ。2番手にもブラッド・ビンダーがつけ、Red Bull KTM Ajo勢が1-2体制を築いた。しかし、ランキング首位のフランコ・モルビデリ(EG 0,0 Marc VDS)がすかさず2番手に上がった。中上貴晶(IDEMITSU Honda Team Asia)は10番手付近までポジションを落とした。

 2周目、マルセル・シュロッター(Dynavolt Intact GP)がポールポジションスタートのマティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)を巻き込む形で転倒。両者リタイアとなってしまった。このクラッシュの影響でトップ3台が抜け出し、4番手以下とは1.5秒の差が生じた。

 オリベイラ、ビンダー、モルビデリの3台が逃げる中、4番手のトーマス・ルティ(CarXpert Interwetten)以下の各車は徐々に引き離されていく。また7周目あたりでコースに若干の降雨が認められたが、これが酷くなることはなかった。

 第2集団で速さを見せたのは中上だ。中上はジェスコ・ラフィン(Garage Plus Interwetten)を交わすと、10周目にはシャビ・ビエルへ(Tech 3 Racing)をパス。11周目にはルティも交わして4番手に浮上し、上位3台追撃体制を整えた。ただ、3番手のビンダーとは約4秒の差がある。

 ビンダーとモルビデリが激しく2番手を争えば争うほど、首位のオリベイラには楽な展開になる。13周目の段階でオリベイラは、ビンダーに対し約2.5秒の差を築き、独走状態となる。逆にモルビデリの後方からは、中上が徐々に近づいてくる。

 15周目、モルビデリがついにビンダーを交わし、2番手に浮上。そのビンダーには中上が近づき、2秒以内の差とした。中上はその15周目にファステストタイムを記録し、さらに上位に近付いていく。

 16周目、ターン1でビンダーと接触しタイムをロスしたモルビデリに、中上が急接近。ただ中上はなかなかモルビデリを攻略できず、その間にオリベイラがどんどんと逃げて行ってしまう。

 19周目、モルビデリと中上が、ビンダーを揃ってオーバーテイク。2番手3番手に上がる。そして20周目の1コーナーで中上がついにモルビデリを攻略し、2番手に浮上する。ただ、オリベイラは6秒以上前方である。中上に抜かれたモルビデリは、ビンダーにも抜かれてしまう。

 2番手に上がった中上はファステストラップに匹敵するペースで前を追うが、22周目にレッドクロスフラッグが振られ、降雨が宣言される。

 雨を確認した先頭のオリベイラはペースを落とし、中上との差が一気に3秒台まで縮まっていく。残り2周、中上はハイペースでオリベイラとの差をさらに詰めていたが、ターン9でまさかの転倒。2位表彰台の権利をゴール寸前で手放してしまった。

 結局オリベイラが25周のレースを逃げ切り、トップチェッカー。Moto2クラス初優勝を挙げた。2位にもモルビデリとの戦いを制したビンダーが入り、Red Bull KTM Ajoが1-2フィニッシュを果たした。ポイントリーダーのモルビデリは3位。モルビデリとタイトルを争うルティは結局10番手までポジションを落としてフィニッシュした。

 長島哲太(Teluru SAG Team)は18位フィニッシュだった。

→MotoGPオーストラリアGP Moto2クラスリザルト

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この記事について
シリーズ Moto2
イベント名 Phillip Island
サーキット フィリップアイランド・グランプリ・サーキット
記事タイプ 速報ニュース