【Moto2】中上貴晶今季2度目の表彰台「モルビデリの独走を止めたい」
サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたアメリカズGPのMoto3クラス決勝で、中上貴晶は今季2度目の3位フィニッシュを果たした。

MotoGPアメリカズGP、Moto2クラス決勝で、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は3位入賞。開幕戦に続き、今季2度目の表彰台フィニッシュを果たした。
中上は4番グリッドからのスタート。この日の午前に行われたウォームアップではトップタイムを記録しており、自信を深めて決勝に臨んだという。
4番手のポジションをキープし、レースをスタートさせた中上は、13周目に3番手に浮上。そのままチェッカーを受けた。
「好きな会場でありながらずっと結果を残せないでいたサーキット・オブ・ジ・アメリカズで3位表彰台を獲得できたことは、素直にうれしいです。序盤から冷静に走り続け、しっかりと状況判断をしながら最後まで安定したペースを維持できたので、満足のいくレース内容でした」
中上は3戦目にもかかわらず早くも今季2度目の表彰台。しかし、2戦目のアルゼンチンGPでの無得点が響き、ランキングは4位(32ポイント)である。中でも特に、フランコ・モルビデリ(EG 0,0 Marc VDS)は3連勝中であり、ランキングトップ(75ポイント)をひた走っている。中上はこれから始まる欧州ラウンドで、”ストップ・ザ・モルビデリ”を誓う。
「次からヨーロッパラウンドが始まるので、この調子で引き続き気を引き締めて臨み、モルビデリ選手の独走状態をなんとしてでも止めたいと思います」
チームの岡田忠之監督も、勝利を目指して戦うと宣言する。
「中上は、3番手に浮上した跡もトップと遜色ないペースで走行し、今年2度目の表彰台を獲得してくれました。しかし、まだ優勝には至っていないので、勝つためにはなにが必要かをしっかりと考えて、次戦のレースに備えたいと思います」
なお中上のチームメイトであるカイルール・イダム・パウイは、28番手グリッドからスタートし、25位でフィニッシュを果たした。
「フロントの課題は大分良くなったのですが、リヤがスライドする問題を相変わらず抱えていたので、安定したペースで走るのが難しく、厳しいレースになりました。次戦のヘレスではプレシーズンテストで良い走りができたので、レースウィークでは問題を解決できるように頑張ります」
パウイはレース後にそうコメントを残している。
【コメントはIDEMITSU Honda Team Asiaのプレスリリースより抜粋】
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この記事について
シリーズ | Moto2 |
イベント | Austin |
ロケーション | サーキット・オブ・ジ・アメリカズ |
ドライバー | 中上 貴晶 |
チーム | Honda Team Asia |