Moto2テルエル決勝:サム・ロウズ、“圧巻8秒差"つけて3連勝達成。長島哲太14位
MotoGP第12戦テルエルGPのMoto2クラス決勝が行なわれ、サム・ロウズが優勝。ポイントリーダーに浮上した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
モーターランド・アラゴンでMotoGP第12戦テルエルGPのMoto2クラス決勝が行なわれた。優勝はサム・ロウズ(EG 0,0 Marc VDS)だった。
今回の予選では、前戦アラゴンGPから好調のロウズが連続でポールポジションを獲得。2番手にはホルヘ・ナヴァッロ(Lightech Speed Up)、3番手にはレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)が並んだ。日本の長島哲太(Red Bull KTM Ajo)はQ1敗退で25番手と後方グリッドとなった。
レース開始時には気温23℃とこの日最も高い気温。路面温度は28℃だ。
21周のレースが開始されると、PPのロウズが好加速を見せてホールショットを奪った。ロウズはそのまま猛プッシュ。後続を引き離しにかかった。
オープニングラップだけでロウズは1秒近いギャップを確立。2番手以下にはファビオ・ディ・ギャナントニオ(Lightech Speed Up)、ジェイク・ディクソン(Petronas Sprinta Racing)が続いた。
また1周目のスタート直後には、カスマ・ダニエル(Onexox TKKR SAG Team)の転倒があり、トーマス・ルティ(Liqui Moly Intact GP)も巻き込まれて転倒。長島はこれをなんとか避けたが、コースオフを強いられた。
ロウズが逃げを打つ一方で、3番手集団ではバトルが勃発。ディクソンに対しガードナー、エネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)がチャージをかけると、3周目にはふたり揃ってディクソンを追い抜いていった。
逃げるロウズは5周目の段階で、2番手のディ・ギャナントニオに対して2秒以上の大差。そのディ・ギャナントニオを追う3番手はバスティアニーニで、ここも1.5秒ほどと大きなギャップが開いていた。
レースは約半分の10周を消化。トップのロウズがハイペースな走りを続けており、2番手とのギャップは3.5秒と完全に独走体制だ。
その後もロウズ-ディ・ギャナントニオ-バスティアニーニのトップ3はそれぞれが後方にギャップを築いており、単独走行の状態が続いた。5番手争いで前に出たナヴァッロだったが、既に4番手のガードナーとは大きな差がついており、彼も単独走行の形となってしまう。
結局ロウズは最後まで大きくペースを落とさずにひたすらギャップを拡大していく走りを継続。ラストラップに入る頃には8秒以上の"巨大"としか形容しようがない差を築いた。
そしてロウズは悠々とチェッカーを受け、3連勝を達成。ランキング首位へと躍り出た。2位はディ・ギャナントニオ。3位はバスティアニーニだ。
バスティアニーニは今回のレースでランク2番手へ転落。ロウズとのポイント差は7だ。
長島は徐々にポジションを上げるレースを展開。最終的に14位でフィニッシュしポイントを獲得した。
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