Moto2オーストリア予選:小椋藍、2戦連続フロントロウの3番手! PPはサム・ロウズ
MotoGP第11戦オーストリアGPのMoto2クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、サム・ロウズ。また小椋藍が3番手フロントロウを獲得した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
レッドブルリンクで開催されているMotoGP第11戦オーストリアGP。そのMoto2クラス予選が行なわれ、サム・ロウズ(Elf Marc VDS Racing Team)がポールポジションを獲得。また小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が3番手に並んだ。
Moto2クラスでは今回、日本人ライダーの羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Teluru)がワイルドカード参戦。彼は第4戦スペインGPでもワイルドカード参戦しており、今季2度目だ。
Q1ではステファノ・マンツィ(Flexbox HP40)やジェイク・ディクソン(Petronas Sprinta Racing)、ファビオ・ディ・ギャナントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)といったライダーがタイムシート上部に並ぶ状態が長く続き、セッション終盤を迎えた。
残り3分半、アルベルト・アレナス(Aspar Team Moto2)がターン6で転倒。Q2進出に近い5番手タイムをマークして最終アタックに備えていたが、ここでQ2に進むチャンスを失った。
終盤にかけては中々ベストタイムを更新するライダーが現れないまま、セッションは終了。マンツィ、ディクソン、ディ・ギャナントニオ、ニッコロ・ブレガ(Federal Oil Gresini Moto2)の4名がQ2へと進んだ。
羽田は最終的に1分30秒327のタイムを記録。Q1を最後尾の17番手で終えた。
続く予選Q2が開始されると、序盤のアタックではサム・ロウズと小椋が唯一となる1分28秒台のタイムを刻んでワンツーに並んだ。
小椋は連続でアタックをかけると、ロウズのタイムを超える1分28秒802をマーク。トップに立ってQ2を折り返した。
セッション後半は散発的なタイム更新が続くが、1分28秒台に入れてくるライダーはほぼ現れず、タイムシート上部には動きが乏しいまま最後のアタックが行なわれる時間に入った。
ラストアタックでは、ロウズが1分28秒659をマーク。小椋のタイムを超え、トップに立った。ラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)がこれに肉薄するタイムを刻んで最終ラップを走ったものの、わずかに届かず2番手でセッション終了となった。
結果、オーストリアGP予選でポールポジションを獲得したのはロウズ。2番手にはフェルナンデス、3番手には小椋が並んだ。小椋はこれで2戦連続のフロントロウ獲得だ。
なお最終アタックでは、ポイントランク首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)がターン1で転倒。タイムを縮めることができず、5番手で予選を終えた。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | サム ロウズ | 9 | 1'28.659 | 175.657 | ||
2 | ラウル フェルナンデス | 8 | 1'28.727 | 0.068 | 0.068 | 175.522 |
3 | 小椋 藍(Ai Ogura) | 10 | 1'28.802 | 0.143 | 0.075 | 175.374 |
4 | アウグスト フェルナンデス | 9 | 1'28.811 | 0.152 | 0.009 | 175.356 |
5 | レミー ガードナー | 8 | 1'28.961 | 0.302 | 0.150 | 175.060 |
6 | アロン カネット | 9 | 1'29.015 | 0.356 | 0.054 | 174.954 |
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