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予選レポート

Moto2アルガルヴェ予選:ラウル・フェルナンデス、王座争いに希望つなぐPP。小椋藍9番手

MotoGP第17戦アルガルヴェGPのMoto2クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、ラウル・フェルナンデスだった。

Raul Fernandez, Red Bull KTM Ajo

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第17戦アルガルヴェGPのMoto2クラス予選が実施された。ポールポジションを獲得したのは、Red Bull KTM Ajoのラウル・フェルナンデスだった。

 舞台となるアルガルヴェ・サーキットでのグランプリは、第3戦ポルトガルGP以来今季2度目。日本人ライダーの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)はポルトガルGP予選では4番グリッドを獲得している。

 今回半年ぶりに訪れたアルガルヴェで、小椋はフリー走行で予選Q2への直接進出が可能な、総合12番手を確保した。

 また今回は2020年までMoto2にフル参戦していた長島哲太がItaltrans Racing Teamから代役で参戦。長島は総合27番手で予選はQ1からのスタートだ。

 気温18℃、路面温度26℃のコンディションで開始されたQ1では、マルセル・シュロッター(Liqui Moly Intact GP)が速さを発揮し、1分43秒193で暫定トップに立った。

 一呼吸を置き、後半のアタックが始まると今度はファビオ・ディ・ギャナントニオ(Federal Oil Gresini Moto2)がペースを上げ、1分42秒816を記録してトップタイムを更新した。

 このタイムはQ1で更新されることはなく、ディ・ギャナントニオがトップでQ2へ通過。マルコス・ラミレス(American Racing)、シュロッター、ハフィス・シャーリン(NTS RW Racing GP)の計4名がQ2へ進んだ。

 長島は最終的にQ1を11番手タイムで終了。Q2進出はならなかった。

 ポールポジションを決するQ2では、ランキング2番手でタイトルを狙うラウル・フェルナンデスが1分42秒335をマークして、前半の暫定トップに立った。フェルナンデスは後半のアタックでも更、1分42秒101までタイムを更新した。

 ランキング首位のレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)も終盤のアタックでペースを上げ、1分42秒436をマーク。しかしフェルナンデスには届かず、2番手止まりだ。

 ガードナーは最後の計測でも自己ベストを更新……しかし暫定トップのフェルナンデスには0.269秒及ばなかった。

 アルガルヴェGPでポールポジションを獲得したのはフェルナンデス。2番手はガードナー、3番手はQ1からコマを進めてきたディ・ギャナントニオとなった。

 ガードナーとフェルナンデスのポイント差は、18ポイント。フェルナンデスはとにかくガードナーよりも前でフィニッシュすることで、タイトル争いを最終戦バレンシアGPに持ち越すことができる。

 小椋は最終的に1分42秒783で9番手タイム。決勝は3列目からのスタートとなった。

 
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順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度
1 Spain ラウル フェルナンデス 8 1'42.101     161.910
2 Australia レミー ガードナー 7 1'42.370 0.269 0.269 161.484
3 Italy ファビオ ギャナントニオ 8 1'42.506 0.405 0.136 161.270
4 Spain アロン カネット 5 1'42.511 0.410 0.005 161.262
5 Spain アウグスト フェルナンデス 8 1'42.616 0.515 0.105 161.097
6 United States Cameron Beaubier 7 1'42.620 0.519 0.004 161.091

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