Moto2アルガルヴェ決勝:ガードナー優勝でタイトル獲得に向け優位築く。小椋藍は序盤転倒でレース終える
MotoGP第17戦アルガルヴェGPのMoto2クラス決勝が行なわれ、レミー・ガードナーが優勝を果たした。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
ポルトガルでMotoGP第17戦アルガルヴェGPのMoto2クラス決勝が行なわれた。優勝はポイントリーダーのレミー・ガードナーだった。
RedBull KTM Ajoのレミー・ガードナーとラウル・フェルナンデスが、チームメイト同士によるタイトル争いを繰り広げているMoto2クラス。首位ガードナーのリードは18ポイントだ。
ポールポジションを獲得したのは、そのガードナー。そして2番手にはフェルナンデスがつけた。日本人ライダーの小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は8番グリッド、代役参戦の長島哲太(Italtrans Racing Team)は25番グリッドからのスタートだ。
決勝レースは気温21℃、路面温度29℃のコンディションで開始時刻を迎え、全23周のレースがスタートした。
スタートで良い加速を見せたフェルナンデスが、ホールショットを奪って先行。ソフトタイヤを履いたフェルナンデスは1周目から非常にペースが良く、2番手のガードナー以下を引き離しにかかった。
1周目からトップ3が抜け出す展開となっており、フェルナンデス、ガードナー、マルコ・ベッツェッキ(SKY Racing Team VR46)の3名がレースをリードした。
2番手のガードナーは3周目にベッツェッキによるオーバーテイクを許してしまい、3番手に後退。タイトル争いを考えると早めに抜き返したいガードナーは、8周目にベッツェッキを交わして2番手に復帰し、先頭のフェルナンデスを追った。
そこからの3周でガードナーはフェルナンデスとの差を縮め、ホームストレートで並ぶとターン1でオーバーテイク。先頭に立った。
そこからフェルナンデスは反撃することができず、逆に徐々にガードナーと差を広げられてしまう展開。終盤までこの構図が変わることはなかった。
レース残り3周の時点で、ガードナーとフェルナンデスの差は1.2秒。既にフェルナンデスは余力が無いようで、その差は更に拡大していった。最終的に3秒差をつけてガードナーがトップチェッカー。2位はフェルナンデス、3位には終盤に猛烈な追い上げを見せたサム・ロウズ(Elf Marc VDS Racing Team)が入った。
なおガードナーが勝利したことで、フェルナンデスとのポイント差は23点まで開いた。ガードナーがタイトル獲得の可能性を大きく引き寄せる結果となった。
小椋は3周目にターン14でクラッシュ。コースには復帰できず、序盤でレースを終える結果となってしまった。
長島はスタートポジションから4つ順位を上げて、21位でフィニッシュ。長島は最終戦バレンシアGPにも引き続き出場する予定だ。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | レミー ガードナー | 23 | - | 25 | |||
2 | ラウル フェルナンデス | 23 | 3.014 | 3.014 | 3.014 | 20 | |
3 | サム ロウズ | 23 | 3.899 | 3.899 | 0.885 | 16 | |
4 | アロン カネット | 23 | 7.616 | 7.616 | 3.717 | 13 | |
5 | Cameron Beaubier | 23 | 7.621 | 7.621 | 0.005 | 11 | |
6 | Celestino Vietti Ramus | 23 | 10.021 | 10.021 | 2.400 | 10 | |
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