小椋藍、Moto2オーストラリア11位もランク首位浮上「トップ争いは無理。ベストを尽くして必ずレースを完走すると自分に言い聞かせた」
フィリップアイランドで行なわれたMotoGPオーストラリアGPのMoto2クラス決勝で、小椋藍は11位でフィニッシュ。しかしフェルナンデスの転倒により、ランキング首位に浮上することに成功した。
写真:: IDEMITSU Honda Team Asia
MotoGPオーストラリアGPのMoto2クラス決勝レースで、Idemitsu Honda Team Asiaの小椋藍はペースが上がらず、11位でのフィニッシュとなった。ただ、タイトルを争うアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が転倒リタイアしたことで、あと2戦を残した段階でランキング首位に浮上することになった。
小椋にとっては、厳しいオーストラリアGPの決勝だった。13番グリッドからスタートした小椋は、10番手付近までジャンプアップしたが、その後は徐々にポジションを落としていくという展開になった。
しかし前方を走るライダーが次々に転倒し、姿を消していった。その中には、タイトル争いのライバルであるフェルナンデスも含まれていた。
結局小椋は11位でのフィニッシュだったものの5ポイントを獲得したことで、ノーポイントだったフェルナンデスを3.5ポイント上回り、ランキング首位に立った。
「レースについては、25周の間ただひたすらバイクに乗り続けることだけに専念したので、特にコメントすることはありません」
小椋はチームのプレスリリースにそう語った。
「レースが始まり、数周した時点で今日はトップ争いが出来ないと感じました。そこで頭を切り替え、ベストを尽くして必ずレースを完走すると自分に言い聞かせました」
「11位でフィニッシュラインを通過しましたが、それは僕の前を走る多くのライダーが転倒したからです。今回はラッキーな結果でした」
そう”幸運だった”と認める小椋だが、その幸運も味方につける必要があると語った。
「チャンピオンシップを戦っているときは、時には運も味方に付けることが必要です。次戦のセパンはフィリップアイランドよりも僕のライディングスタイルに合っているサーキットです」
チームの青山博一監督も、転倒することを避け、確実に完走することが必要なレースもあると語った。
「レースは寒くて強い風の吹くコンディションで行なわれました。13番と16番グリッドからスタートした小椋選手と(ソムキアット)チャントラ選手はセカンド・グループに位置しました。揃って良いスタートを切った後は、徐々に順位を上げていきました」
そう青山監督は語る。
「レースでは多くの選手が転倒しているのを見て、私達のライダーの転倒を心配しましたが、最終的に2人とも無事にレースを完走しました」
「このように確実にポイントを獲得することもとても重要なことです」
「セパンではライダーの助けになってくれる温かい気候になることに期待します」
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