Moto2カタール決勝|VR46のビエッティがポール・トゥ・ウィン! 小椋藍、表彰台争うも6位
ロードレース世界選手権開幕戦カタールGPのMoto2クラス決勝が行なわれた。優勝はセレスティーノ・ビエッティだった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2022年シーズンの開幕戦カタールGP、そのMoto2クラス決勝がロサイル・インターナショナル・サーキットで行なわれた。優勝はMooney VR46 Racing Teamのセレスティーノ・ビエッティだった。
Moto2クラス決勝をポールポジションからスタートするのはセレスティーノ・ビエッティ。2番手にはトニー・アルボリーノ(ELF Marc VDS Racing Team)、3番手にサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)が並んだ。このクラス唯一の日本人ライダー、小椋藍(Idemitsu Honda Team Asia)は5番グリッドだ。
夕暮れに向かい、若干気温と路面温度が下がりつつあるコンディションで、Moto2クラスの決勝を迎えた。気温は26℃、路面温度は35℃だ。
20周の決勝レースが始まると、ポールシッターのビエッティが順当に先頭をリード。アルボリーノ、アロン・カネット(Flexbox HP40)、小椋、アウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)といったオーダーだ。
ビエッティは1周目から徐々に2番手以降を突き放す走りをし、3周を終えた段階で既に約1秒のギャップを確保。最速ペースを更新する走りで序盤の流れを作り出した。
以降はしばらくの間、ビエッティが2番手のカネットに対して1秒のギャップを保って周回を消化。3番手集団の中では、小椋が6周目にフェルナンデスとアルボリーノをまとめて追い抜き3番手に浮上した。
ただ小椋はアルボリーノとのバトルでポジションを再び4番手に落とし、バトルが展開されている間にビエッティとカネットとの差が更に拡大することとなった。なおアルボリーノは9周目にミスでポジション後退。小椋は3番手でレース折返しを迎えた。
小椋はその後もフェルナンデスやロウズとのバトルが続き、度々ポジションを入れ替えながらの走行となった。
先頭のビエッティはペースを落とすことなく周回を重ね、2番手カネットとのギャップを拡大し続けて独走体制に移行。残り5周で2.5秒の差となっていた。
その後もビエッティは逃げ続け、最後は6秒以上のギャップを築いてトップチェッカー。Moto2クラス参戦2年目にして初優勝を挙げた。2位はカネット、3位はロウズだ。
小椋は最終ラップまで3番手を走行していたが、フェルナンデスに追い抜きを許してしまう。最終コーナーでイン側から逆転を狙った小椋だったが、ここでバランスを崩してフェルナンデスと接触。結果としてロウズが3位に浮上した形だ。なお最後に接触があった小椋だが、転倒は免れることができ、6位でのフィニッシュとなった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Celestino Vietti Ramus | 20 | - | 25 | |||
2 | アロン カネット | 20 | 6.154 | 6.154 | 6.154 | 20 | |
3 | サム ロウズ | 20 | 10.181 | 10.181 | 4.027 | 16 | |
4 | アウグスト フェルナンデス | 20 | 10.259 | 10.259 | 0.078 | 13 | |
5 | トニー アルボリーノ | 20 | 11.421 | 11.421 | 1.162 | 11 | |
6 | 小椋 藍(Ai Ogura) | 20 | 12.331 | 12.331 | 0.910 | 10 | |
7 | ホルヘ ナヴァッロ | 20 | 14.866 | 14.866 | 2.535 | 9 | |
8 | Joe Roberts | 20 | 15.371 | 15.371 | 0.505 | 8 | |
9 | Cameron Beaubier | 20 | 17.368 | 17.368 | 1.997 | 7 | |
10 | マルセル シュロッター | 20 | 18.908 | 18.908 | 1.540 | 6 | |
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