Moto2アラゴン決勝|アコスタ、ランク首位の僚友退け今季2勝目。小椋4位でタイトル争いのダメージ最小

MotoGP第15戦アラゴンGPのMoto2クラス決勝が行なわれた。優勝はペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)だった。

Moto2アラゴン決勝|アコスタ、ランク首位の僚友退け今季2勝目。小椋4位でタイトル争いのダメージ最小
Listen to this article

 MotoGP第15戦アラゴンGPのMoto2クラス決勝レースが行なわれた。優勝はペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)で、今シーズン2勝目だ。

 激しいタイトル争いが展開されているMoto2クラス。予選ではポイントリーダーのアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)がポールポジションを獲得し、4ポイント差でそれを追う小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は8番手と少し差を付けられてしまった。

 全21周の決勝レースはポールシッターのフェルナンデスがスタートで文字通り”かっ飛ぶ”加速を決めて先行。そして、ジェイク・ディクソン(Shimoko GASGAS Aspar Team)、アロン・カネット(Flexbox HP40)と予選上位がトップ3に並んだ。

 なお1周目のターン6ではアロンソ・ロペス(CAG Speed Up)、マルセル・シュロッター(Liqui Moly Intact GP)のクラッシュが発生。他にもオーバーランが発生するなど、レースの始まりは慌ただしいものとなった。

 先頭のフェルナンデスは3周で0.8秒ほどのギャップを確保。ディクソン、カネット、アコスタ、トニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、小椋という並びの2番手集団が前を追いかけた。なおアルベルト・アレナス(Shimoko GASGAS Aspar Team)もこの集団内で走行していたが、ターン12で転倒し、戦線を離脱することになった。

 フェルナンデスは序盤から逃げていく戦略を採り、バトルに興じる2番手集団を尻目に順調にラップを消化。5周目で2番手のアコスタに対し、ギャップは約2秒まで広がっていた。

 ただ2番手争いを制して前を追いかけ始めたアコスタのペースはよく、差も少しずつ縮み始めた。

 フェルナンデスとアコスタの差は、レース3分の1消化となる7周を終えて1秒を切った。ペースでは明らかにアコスタに分があり、目に見えて彼我の差は接近していった。

 ただアコスタは8周目にミスがあり、カネットに追い抜かれてしまう。フェルナンデスはペースが落ちており、カネットはアコスタを引き連れたまま接近。9周目が終わる段階で、完全にフェルナンデスを射程圏内に収めた。

 再びカネットを抜いて2番手に浮上したアコスタは、11周目のバックストレートでフェルナンデスをパスしてトップに立った。なおタイトルを争っているチームメイトとはいえ、ここで遠慮することはなかった。

 2番手に後退したフェルナンデスだったが、なんとか0.3秒ほどの差でアコスタに食らいついていくことで、3番手カネット以下からの追撃は避けることができた。

 ただアコスタは徐々に逃げ始め、残り7周で1秒差を確保。以降は差を広げる一方だった。

 先頭を走るアコスタは、最終的に2番手に2.6秒差を付けてトップチェッカー。シーズン2勝目を挙げた。

 2位はカネットだ。カネットは長らくフェルナンデスを0.3秒差ほどで追いかけていたが、残り3周で彼を追い抜くことに成功した。3位はフェルナンデスとなっている。

 そして4位には小椋が入った。小椋は粘り強くレースを戦い、終盤にポジションアップ。最終ラップの最終コーナーでトニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)を攻略してみせた。

 フェルナンデスと小椋のポイント差は7に拡大したものの、一時はフェルナンデスが優勝し大きくポイント差が広がるかとも思われた中で、小椋はフェルナンデスのひとつ後ろのポジションでチェッカー。タイトル争いのダメージを最小限に抑えた。接戦のまま小椋の母国戦となる日本GPを迎えることになった。

 なおもうひとりの日本人ライダーである羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)は、レース中盤に転倒。リタイアでアラゴンGPを終えた。

 
Read Also:
順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Spain Pedro Acosta 21 -       25
2 Spain アロン カネット 21 2.612 2.612 2.612   20
3 Spain アウグスト フェルナンデス 21 3.799 3.799 1.187   16
4 Japan 小椋 藍(Ai Ogura) 21 7.736 7.736 3.937   13
5 Italy トニー アルボリーノ 21 7.803 7.803 0.067   11
6 Spain Fermin Aldeguer 21 8.620 8.620 0.817   10
7 Thailand ソムキャット チャントラ 21 14.893 14.893 6.273   9
8 Spain ホルヘ ナヴァッロ 21 20.014 20.014 5.121   8
9 United States Joe Roberts 21 26.758 26.758 6.744   7
10 Italy Celestino Vietti Ramus 21 31.360 31.360 4.602   6

シェア
コメント

Moto2アラゴン予選|ランキング首位のフェルナンデス、今季2度目ポール獲得。小椋藍は8番手

Moto2日本FP1|小椋藍、4番手タイムで日本GPを好発進! ライバルのフェルナンデスが最速

最新ニュース

「ホンダの計画が具体化しつつある……2026年の幸運を祈っている」レッドブルF1ホーナー代表、フォードとの提携に伴いホンダにエール

「ホンダの計画が具体化しつつある……2026年の幸運を祈っている」レッドブルF1ホーナー代表、フォードとの提携に伴いホンダにエール

F1 F1

「ホンダの計画が具体化しつつある……2026年の幸運を祈っている」レッドブルF1ホーナー代表、フォードとの提携に伴いホンダにエール 「ホンダの計画が具体化しつつある……2026年の幸運を祈っている」レッドブルF1ホーナー代表、フォードとの提携に伴いホンダにエール

市役所でレーシングカーが見られる! B-Max Racingが提携する綾瀬市の市庁舎でスーパーフォーミュラ車両展示をスタート。3月中旬まで

市役所でレーシングカーが見られる! B-Max Racingが提携する綾瀬市の市庁舎でスーパーフォーミュラ車両展示をスタート。3月中旬まで

SF スーパーフォーミュラ

市役所でレーシングカーが見られる! B-Max Racingが提携する綾瀬市の市庁舎でスーパーフォーミュラ車両展示をスタート。3月中旬まで 市役所でレーシングカーが見られる! B-Max Racingが提携する綾瀬市の市庁舎でスーパーフォーミュラ車両展示をスタート。3月中旬まで

”4台体制”の相乗効果も生まれる? レッドブル陣営、元メルセデスF1重職が合流のウイリアムズの「Bチーム化」に注目

”4台体制”の相乗効果も生まれる? レッドブル陣営、元メルセデスF1重職が合流のウイリアムズの「Bチーム化」に注目

F1 F1

”4台体制”の相乗効果も生まれる? レッドブル陣営、元メルセデスF1重職が合流のウイリアムズの「Bチーム化」に注目 ”4台体制”の相乗効果も生まれる? レッドブル陣営、元メルセデスF1重職が合流のウイリアムズの「Bチーム化」に注目

フェルスタッペン、フォードのF1復帰を歓迎「彼らに素晴らしい歴史があるということは、誰もが知っている」

フェルスタッペン、フォードのF1復帰を歓迎「彼らに素晴らしい歴史があるということは、誰もが知っている」

F1 F1

フェルスタッペン、フォードのF1復帰を歓迎「彼らに素晴らしい歴史があるということは、誰もが知っている」 フェルスタッペン、フォードのF1復帰を歓迎「彼らに素晴らしい歴史があるということは、誰もが知っている」