Moto2日本GP予選｜悪天候で予選は長時間中断……小椋藍は苦戦13番手に。PPはカネット

　モビリティリゾートもてぎで開催されているMotoGP第16戦日本GPのMoto2クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、Flexbox HP40のアロン・カネットだった。

　日本GP2日目の24日は、予報どおり朝から雨が降り続いていた。雨脚は強まったり弱まったりを繰り返しながら各セッションが進み、Moto3クラスの予選までは順調に行なわれた。

　しかしMoto2クラスの予選Q1が終了し、Q2が始まる頃から天候が更に悪化。雷鳴が響き、視界が霞むほどの大雨に見舞われた。その結果、Moto2クラスQ2は9分37秒を残して赤旗中断となった。

　セッション中断は1時間半ほど続いたが、15時38分にセッション再開が決定。ポールポジションを決する予選が仕切り直しでスタートとなった。

　再開された後、Q1を突破してきたアロン・カネットがこのセッション最初の2分5秒台をマーク。暫定トップに立った。

　そしてコース上ではアルベルト・アレナス（Shimoko GASGAS Aspar Team）、アロンソ・ロペス（Beta Tools Speed Up）が続けざまに転倒してしまった。

　暫定トップに立つカネットは、その後2分5秒367まで自己ベストを更新。しかし残り1分でフェルミン・アルデゲル（Beta Tools Speed Up）が2分5秒272をマーク。暫定トップが入れ替わった。

　だがカネットもアタックを継続中であり、最速タイム更新ペースで周回。残り30秒で2分4秒939と驚異的な速さを発揮して暫定トップを奪い返した。

　雨が再び強くなりつつある中行なわれた最終アタックで、このカネットのタイムを上回るライダーは現れず。Q1を突破してきたカネットが、雨の予選を制して見事にポールポジションを獲得した。

　2番手はジェイク・ディクソン（Shimoko GASGAS Aspar Team）、3番手はトニー・アルボリーノ（Elf Marc VDS Racing Team）となった。

　アウグスト・フェルナンデス（Red Bull KTM Ajo）とのタイトル争いで注目を集めている小椋藍（IDEMITSU Honda Team Asia）だが、彼らは共に2分7秒台とタイムを縮めきることができなかった。最終的に小椋は13番手、そしてフェルナンデスが11番手と接近しており、レースでも彼らは直接対決という形になるかもしれない。

　MotoGP第16戦日本GPの、Moto2クラス決勝は明日25日（日）の13時20分から開始される予定だ。

順位	ライダー	周回数	タイム	差	前車との差	平均速度
1	アロン カネット	8	2'04.939			138.336
2	Jake Dixon	8	2'05.669	0.730	0.730	137.532
3	トニー アルボリーノ	8	2'05.891	0.952	0.222	137.290
4	ソムキャット チャントラ	8	2'06.111	1.172	0.220	137.050
5	フィリップ サラック	7	2'06.123	1.184	0.012	137.037
6	Fermin Aldeguer	8	2'05.272	0.333		137.968
7	ホルヘ ナヴァッロ	7	2'06.468	1.529	1.196	136.663
8	Cameron Beaubier	6	2'06.680	1.741	0.212	136.435
9	Keminth Kubo	8	2'06.785	1.846	0.105	136.322
10	Barry Baltus	8	2'07.119	2.180	0.334	135.963
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