Moto2ポルトガル決勝|盤石の走りでアコスタが今季初優勝。タイトル候補は間違いなし?
MotoGP開幕戦ポルトガルGPのMoto2クラス決勝が行なわれた。優勝はペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)だった。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2023年シーズンのMotoGP開幕戦ポルトガルGPのMoto2クラス決勝が行なわれた。今季を占う最初のレースを制したのは、ペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)だった。
MotoGPは2023年シーズンから最高峰クラスでスプリントレースが新たに導入された関係でレースウィークの流れが変化することになり、Moto2クラスは決勝日朝のウォームアップセッションが削減されることになった。
Moto2クラスには日本人ライダーとして小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が継続参戦し、さらに昨年までWSBKに参戦していた野左根航汰(Correos Prepago Yamaha VR46 MasterCamp)が参戦を開始した。
しかし小椋は開幕前に怪我を負い、そして野左根はFP3での転倒で腰椎を骨折してしまったため、開幕戦は日本勢2名が共に欠場することになってしまった。
■アコスタ、完璧な戦略でレースを制す
全21周のレースのホールショットを奪ったのは2番グリッドのアロン・カネット(Pons Wegow Los40)。そこにポールスタートのフィリップ・サラック(QJMOTOR Gresini Moto2)、ペドロ・アコスタと予選トップ3が続き、セレスティーノ・ビエッティ(Fantic Racing)までが1周目から飛び出していく形となった。
しかしアコスタは早々にカネットから先頭を奪うと、逃げを狙ってペースアップ。これに追従できたのはカネットのみで、レース3分1を消化する7周目時点で3番手以下に1秒以上の差をつけることになった。
アコスタとカネットのトップ2名が逃げる中、3番手争いではトニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)が9周目にゴンザレスを攻略。表彰台圏内に浮上したが、ペース的に更に追い上げるのは厳しく、依然として上位2台とは1秒以上の差が横たわったままだ。
アルボリーノがなんとかトップ2とのギャップを1秒以内まで縮めると、先頭の2名はまたペースアップ。なかなか射程に収めるまで接近する事ができなかった。
トップを走るアコスタは残り5周を切ったところで、ファステストラップに迫るタイムを記録す。スパートをかけて引き離しにかかったが、ここでもまだカネットは食らいついていた。
だがカネットはジリジリと差を広げられ、残り2周でその差は0.6秒に。ここからアコスタは更にカネットを引き離していき、1.3秒までギャップを広げてトップチェッカー。2023年シーズン初優勝となった。
2位は終盤まで食らいついたカネット、3位はアルボリーノだ。ポールポジションスタートだったサラックは、最終的に4位でレースを終えた。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Pedro Acosta | 21 | - | 25 | |||
2 | アロン カネット | 21 | 1.358 | 1.358 | 1.358 | 20 | |
3 | トニー アルボリーノ | 21 | 4.460 | 4.460 | 3.102 | 16 | |
4 | フィリップ サラック | 21 | 7.110 | 7.110 | 2.650 | 13 | |
5 | Manuel Gonzalez | 21 | 8.193 | 8.193 | 1.083 | 11 | |
6 | Jake Dixon | 21 | 9.146 | 9.146 | 0.953 | 10 | |
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