予選レポート
Moto2 Silverstone

小椋藍、今季初めてのポールポジション獲得! ポイントリーダー浮上の大チャンス到来|Moto2イギリス予選

MotoGP第10戦イギリスGPのMoto2クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは、小椋藍(MT Helmets – MSI)だった。

Ai Ogura, MT Helmets MSI

Ai Ogura, MT Helmets MSI

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第10戦イギリスGPのMoto2クラス予選が行なわれ、小椋藍(MT Helmets – MSI)が今季初ポールポジションを獲得した。

 舞台であるシルバーストン上空は、まさに”ブリティッシュ・ウェザー”といった曇り空ながらも雨の心配はナシ。ドライコンディションでアタック合戦が繰り広げられた。

 Moto2クラスにはふたりの日本人ライダーが参戦しており、7ポイント差でランキング2番手につける小椋は順当に予選Q2への直接進出を決めた。

 佐々木歩夢(Yamaha VR46 Master Camp Team)も含めた17台で争われた予選Q1は、フェルミン・アルデゲル(SpeedUp Racing)が2分3秒784をマークし、前半をトップで折り返した。

 アルデゲルにとっては今季初めての予選Q1だったが、セッション終盤には2分3秒570までタイム更新。トップで予選Q2への進出を決めた。2週間前に鈴鹿8時間レースを戦い、表彰台に上がったアルベルト・アレナス(QJMOTOR Gresini Moto2)が僅差の2番手に続いた。佐々木は14番手。ここで予選を終えた。

 予選Q2でまず主導権を握ったのは小椋。週末の一番時計を更新する2分3秒097を記録し、暫定トップに立った。

 小椋は勢い止まらず、翌周のアタックで2分2秒940をマーク。週末を通して好調のアロン・カネット(Fantic Racing)もタイムを更新したが、小椋には0.052秒及ばなかった。

 各車一旦ピットに戻り、セッション後半のアタックへ。ここで小椋はタイムを更新することができなかったが、他のライダーも小椋のポジションを脅かすことができないまま、セッション終了。小椋がポールポジションを獲得した。

 2番手はカネット、ディオゴ・モレイラ(Italtrans Racing Team)は3番手で初のフロントロウ獲得となった。

 小椋はこれが今季初のポールポジション。ポイントリーダーで小椋のチームメイト、セルジオ・ガルシアが16番手に沈んだため、小椋にとっては7ポイント差を逆転しポイントリーダーに浮上する大チャンスが訪れたと言える。

   
1
 - 
5
   
   
1
 - 
2
   
順位 ライダー # バイク 周回数 タイム 前車との差 平均速度 スピードトラップ
1 Japan 小椋 藍(Ai Ogura) MT Helmets - MSI 79 Boscoscuro B-21 6

2'02.940

  172.503  
2 Spain アロン カネット Fantic Racing 44 Kalex 7

+0.052

2'02.992

0.052 172.430  
3 Brazil Diogo Moreira Italtrans Racing Team 10 Kalex 6

+0.183

2'03.123

0.131 172.247  
4 Italy Celestino Vietti Ramus Ajo Motorsport 13 Kalex 7

+0.209

2'03.149

0.026 172.210  
5 United Kingdom Jake Dixon CFMOTO Inde Aspar Team 96 Kalex 6

+0.229

2'03.169

0.020 172.182  
6 Spain Albert Arenas QJMOTOR Gresini Moto2 75 Kalex 7

+0.265

2'03.205

0.036 172.132  
 

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