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レースレポート

Moto2オーストリア決勝:長島、ビエルへに巻き込まれ悔しすぎる転倒。ビンダー優勝

MotoGPオーストリアGPのMoto2クラスはレッドブルKTMのブラッド・ビンダーが優勝。ポールポジションからスタートした長島哲太は、他者のクラッシュに巻き込まれて悔しい転倒リタイアとなった。

Brad Binder, KTM Ajo

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第11戦オーストリアGPのMoto2クラス決勝がレッドブルリンクで行われ、地元KTMのブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)が優勝した。

 予選日とは打って変わり、涼しいコンディションとなったMotoGPの第11戦オーストリアGP。Moto2クラスの決勝レース、スタート時刻には気温20度、路面温度24度と発表された。

 なお前日の夜から降った雨の影響で、路面にはウエットパッチ(濡れた部分)が所々残った。ただ、直前に行われたMotoE、Moto3のレースが行われた結果、ほとんどの部分が乾いた状態でレースがスタートした。

 ポールポジションにつけたのは、長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)である。しかしスタートで長島は蹴り出しがうまくいかず、ブラッド・ビンダーとトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)に先行されてしまう。ターン1の立ち上がりでルティを抜き返すことはできたものの、その後シャビ・ビエルへ(EG 0,0 Marc VDS)に抜かれ、3番手で1周目を終えた。

 ビンダー、ビエルへ、長島の3人は、後続を引き離してレースをリードしていく。そして4周目、長嶋はビエルへを抜き、2番手に上がった……しかしその直後、まさかのシーンが起きてしまった。

 長島はターン4でブレーキング。まったく無理のない進入だった。しかしその後方のビエルへは目測を見誤り、あろうことか長島に追突しながら転倒。2台はもつれ合いながら、アウト側のグラベルへ飛んで行ってしまった。不幸中の幸いにも、ふたりには大きな怪我はなかったが、長島は両手を大きく広げ、無念さをアピールした。クラス初優勝も狙える位置につけていただけに、長島にとっては悔しすぎる結果となった。

 立ち上がった長島は、再びマシンに跨りレースに復帰。しかし、結局はピットに戻ってマシンを降り、首を横に振りながらガレージに入っていった。

 マシンを降りたビエルへは、長島の元を直接訪れて謝罪。長島もこれを受け入れたようだ。

 レース中盤、2番手争いが熾烈になった。レミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)を先頭に、7台のマシンが僅差でポジションを争ったのだ。この中には、2連勝中ながら予選11番手に沈んでいた、アレックス・マルケス(EG 0,0 Marc VDS)の姿もあった。

 ガードナーは首位を行くビンダーとの差を縮めていき、レース折り返しとなる13周目頃にはテール・トゥ・ノーズの状態となった。14周目のターン1ではガードナーがインを差し、一瞬首位に立ったが、立ち上がりの加速はビンダーの方が良く、順位は変わらなかった。ガードナーは16周目にも一瞬首位に立ったが、やはりビンダーが首位を取り戻した。

 ビンダーをなかなか攻略できないガードナーの後ろからは、エネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が迫り、さらにマルケスもこれに近づいた。

 ガードナーは20周目、再びビンダーを狙う。しかしターン1をワイドに膨らみ、ランオフエリアにコースオフしてしまった。勢いを殺さぬようにラインへ戻ろうとしたガードナーだが、後方から来たマルケスと接触。ガードナーはこれで激しく転倒し、レースを終えることになった。ONEXOX TKKR SAG Teamは信じられないような形で、2台のマシンを失ってしまうことになった。

 ビンダー、バスティアニーニ、マルケスの上位3台には、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が接近。マリー二はマルケスを難なく抜き3番手に浮上した。

 マリー二は素晴らしい勢いを維持しており、続いてバスティアニーニに急接近。21周目のターン9のインで攻め、オーバーテイクを狙った……しかし、マリーニはまさかの転倒。バスティアニーニを巻き込んでしまった。クラッシュ後のマリーニはバスティアニーニに謝罪をするも、これは受け入れられなかったようだ。しかもバスティアニーニは足を痛めた様子で、担架で運ばれていった。

 レース終盤、マルケスはビンダーとの差を縮めようとしたものの、これは叶わず。ビンダーがトップチェッカーを受け、チームKTMの母国オーストリアでの勝利を手にした。オレンジ色一色となったスタンドは揺れに揺れた。2位にはマルケス、3位にはホルヘ・ナヴァッロ(Beta Tools Speed Up)が入った。

順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 South Africa ブラッド ビンダー 25         25
2 Spain アレックス マルケス 25 0.330       20
3 Spain ホルヘ ナヴァッロ 25 1.839       16
4 Italy ロレンソ バルダッサーリ 25 2.183       13
5 Spain アウグスト フェルナンデス 25 3.303       11
6 Switzerland トーマス ルティ 25 4.645       10

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