Moto2スペイン予選：マルティンがポール獲得。長島哲太は8番手タイム

　MotoGP第2戦スペインGPのMoto2クラス予選がヘレス・サーキットで行なわれ、Red Bull KTM Ajoのホルヘ・マルティンがポールポジションを獲得した。

　Moto2クラス予選は開幕戦ウイナーの長島哲太（Red Bull KTM Ajo）が順当にQ2進出を決めており、フリー走行での好調さもあわさり期待のかかるセッションだ。

　Q1ではセッション中盤までにファビオ・ディ・ギャナントニオ（HDR Heidrun Speed Up）、ジャビ・ビエルヘ（Petronas Sprinta Racing）、ハフィズ・シャーリン（Inde Aspar Team Moto2）、ジョー・ロバーツ（Tennor American Racing）がトップ4を形成し、そのままQ2へ駒を進めた。

　ベテランのトーマス・ルティ（Liqui Moly Intact GP）などは5番手まで迫ったが、トップ4に食い込むことが出来ずにQ1セッションの終了を迎えている。

　続くQ2では序盤にQ1通過組のディ・ジャナントニオがターン2で転倒。マシンから白煙が登り、消化器も使用される事態となった。

　コース上ではホルヘ・マルティン（Red Bull KTM Ajo）が1分41秒384でトップタイム。長島は最初のアタックでは13番手に留まっていた。

　セッション中盤ではサム・ロウズ（EG 0,0 Marc VDS）がタイムを縮めて2番手に浮上、さらにマルコ・ベッツェッキ（SKY Racing Team VR46）がそこに続く形となった。

　また長嶋も自己ベストを更新していくものの、タイムは11番手止まりだった。

　残り時間が3分を切ると再びアタックが加速。ホルヘ・ナヴァッロ（HDR Heidrun Speed Up）が1分41秒565をマークし、2番手に割って入った。ルカ・マリーニ（SKY Racing Team VR46）も自己ベストを刻んでコースを回ってくるが…5番手でフロントロウ圏内には届かなかった。

　最終アタックではナヴァッロが途中まで最速ペースを記録していたが、最終的にはタイムを更新できずに終わっている。

　そして上位陣にそれ以外の動きのないままチェッカー。ポールポジションはマルティンが獲得し、2番手にはナヴァッロ、3番手にはロウズが並んだ。

　長嶋は終盤のアタックでタイムを縮め、最終的に8番手タイムを記録して予選を終えた。

順位	ライダー	周回数	タイム	差	前車との差	平均速度
1	ホルヘ マルティン	7	1'41.384			157.054
2	ホルヘ ナヴァッロ	8	1'41.565	0.181	0.181	156.774
3	サム ロウズ	9	1'41.684	0.300	0.119	156.591
4	ルカ マリーニ	9	1'41.707	0.323	0.023	156.555
5	マルコ ベッツェッキ	9	1'41.722	0.338	0.015	156.532
6	アロン カネット	7	1'41.850	0.466	0.128	156.335
7	マルセル シュロッター	8	1'41.869	0.485	0.019	156.306
8	長島 哲太	7	1'41.889	0.505	0.020	156.275
9	シャビ ビエルへ	7	1'41.979	0.595	0.090	156.138
10	ロレンソ バルダッサーリ	8	1'42.010	0.626	0.031	156.090
フルリザルトを見る