Moto2スペイン決勝:ルカ・マリーニが今季初優勝。長島哲太が2位で連続表彰台
MotoGP第2戦スペインGPのMoto2クラスの決勝レースがヘレス・サーキットで行なわれ、ルカ・マリーニが今季初優勝を挙げた。日本の長島哲太は2位表彰台となった。

MotoGP第2戦スペインGPのMoto2クラス決勝レースが行なわれ、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が今季初優勝を挙げた。
3月のカタールGP以来のレースとなるMoto2クラス。コンディションはMoto3から更に暑さを増し、気温30度、路面温度47度といった状態で23周のレースが始まった。
ポールポジションのホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)は良いスタートを切り、順当にホールショットを奪って先行。8番手スタートの長島哲太(Red Bull KTM Ajo)はオープニングラップでふたつポジションを上げ6番手だ。
先頭集団はマルティン、アロン・カネット(Inde Aspar Team Moto2)、マリーニがトップ3を形成。既に後続に差をつけようとする3台を長島が逃すまいと一気に追い上げ、2周目には4番手に浮上した。
長島は3周目にカネットを軽くかわして3番手に浮上。表彰台圏内に入った。そして先頭ではマリーニがマルティンを追い抜いてトップに浮上すると、ペースアップし後続を引き離しにかかった。
ただ長島もその動きに素早く反応しマルティンを即座にパス。2番手でマリーニを追う体制に入った。
3番手争いでは7周目にマルティンをマルコ・ベッツェッキ(SKY Racing Team VR46)がパス。しかし8周目のターン10で転倒してしまい、あえなくリタイアとなった。
先頭を往くマリーニはペースをさらに上げてプッシュ。長島もこれにはついていけず、10周の時点で約1秒の差がついてしまった。
そこからは長島がプッシュして差を縮めると、またマリーニがプッシュして差が開く……この繰り返しが続き、1.3〜1.6秒ほどの差で安定している状況は変わらないまま、周回を消化していった。
このギャップはなかなか埋まらなかったが、残り6周でついに長島が1秒差にまで最接近。ただマリーニはここでさらにプッシュ。ラスト3周で再びギャップを1.5秒にまで広げてみせた。
そして、そのギャップは縮まらないままラストラップに突入。マリーニは1秒以上のギャップを維持したままトップでチェッカーを受け、今季初優勝を挙げた。パルクフェルメには兄のバレンティーノ・ロッシも駆けつけて祝福した。
2位は長島。最後までマリーニへ向けてプッシュしたが、追いつくことはできず惜しくも2位表彰台となったが、開幕戦優勝に続き2戦連続の表彰台。3位にはマルティンが入り、Red Bull KTM Ajoはダブル表彰台獲得となった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | |
23 | - | 25 | |||
2 | |
23 | 1.271 | 1.271 | 1.271 | 20 | |
3 | |
23 | 4.838 | 4.838 | 3.567 | 16 | |
4 | |
23 | 6.200 | 6.200 | 1.362 | 13 | |
5 | |
23 | 10.794 | 10.794 | 4.594 | 11 | |
6 | |
23 | 15.578 | 15.578 | 4.784 | 10 | |
7 | |
23 | 17.426 | 17.426 | 1.848 | 9 | |
8 | |
23 | 19.416 | 19.416 | 1.990 | 8 | |
9 | |
23 | 19.505 | 19.505 | 0.089 | 7 | |
10 | |
23 | 19.590 | 19.590 | 0.085 | 6 | |
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