「残念な終わり方になってしまった。また来年トライしたい」小椋藍、タイトル争い敗れる。来季14年ぶり日本人王者なるか
MotoGP最終戦バレンシアGPを転倒し、2022年をランキング2位で終えた小椋藍は「望んでいた終わり方では無かった」としつつも、飛躍的な進化を遂げた今シーズンは多くの学びがあったと1年を振り返った。
リカルド・トルモ・サーキットで開催されたMotoGP最終戦バレンシアGPで、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は転倒リタイアでレースを終え、逆転でのチャンピオン獲得とはならなかった。
小椋は今シーズン、スペインGPでMoto2クラス初優勝を達成。安定した成績を武器に徐々にランキング争いに絡んでいくと、終盤戦は日本GPでも勝利し、タイトル争いはアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)との一騎打ちとなっていた。
最終戦時点では9.5ポイントのビハインドとなっており、小椋は上位フィニッシュが求められる状態。バレンシアでは苦戦を予想していたというが、予選では5番手を確保しレースへ臨んだ。
決勝レースでは序盤に2番手と優勝も狙える位置を走っていたため、フェルナンデスのポジション次第では逆転の可能性も見えていた。しかし8周目に小椋は”まさか”の転倒。ノーポイントでレースを終え、逆転チャンピオンを実現することはできなかった。
「こうしたシーズンの終わり方となったことは残念です。望んでいたようなものではありませんでした」
レース後、小椋はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「僕のランキングの状況では、優勝することがタイトルを獲得するための唯一の方法でした。それに向かっていきましたが、残念ながらクラッシュしてしまいました。追う立場でしたから、プレッシャーはありませんでしたけどね」
「このサーキットで良い感触だったことはこれまでありませんでしたが、今週末は大きな一歩を踏み出せました。レース中のパフォーマンスには驚かされていました」
タイトル争いでは敗れ、ランキング2位でシーズンを終えた小椋。彼は2023年も引き続きMoto2クラスに参戦するが、今シーズンの多くの学びから、また来年挑戦していくと意気込みも見せた。
「来シーズンに向けてのいいスタート地点です」
「僕らは最後まで挑戦し、勝利や表彰台を獲得し、素晴らしいシーズンを送ってきましたし、最後までタイトルを争ってきました」
「最終的には負けてしまいましたが、多くのことを学べました。来シーズン、またトライしていきたいです」
Be part of Motorsport community
Join the conversation記事をシェアもしくは保存
Top Comments
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。