Moto2イタリア決勝:0.014秒差の決着! ガードナー優勝もぎとる。小椋藍追い上げ6位に
MotoGP第6戦イタリアGPのMoto2クラス決勝レースが行なわれた。優勝はレミー・ガードナー。小椋藍は6位となった。
Remy Gardner, Red Bull KTM Ajo
Gold and Goose / Motorsport Images
2021年のMotoGP第6戦イタリアGPのMoto2クラス決勝レースが行なわれた。優勝はレミー・ガードナー(Red Bull KTM Ajo)となった。
ムジェロ・サーキットを舞台に行なわれているイタリアGPは、快晴のもとで開幕。決勝は気温22℃、路面温度39℃というコンディションで開始された。
予選ではルーキーのラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)がPPを獲得。全21周のレースが始まると、フェルナンデスは絶好の蹴り出しを見せてホールショットを奪って先行した。オープニングラップを終えて2番手以下にはガードナー、トニー・アルボリーノ(Liqui Moly Intact GP)、サム・ロウズ(Elf Marc VDS Racing Team)と予選上位のライダーが続いた。
先頭を行くフェルナンデスはペースアップ。ガードナーと3番手に上がったロウズを引き離していき、レース3分の1が消化される頃には2番手に約1秒の差をつけた。
2番手争いがしばらくの間展開されていたが、12周目にはロウズがガードナーをオーバーテイク。そこからは先頭フェルナンデスの追い上げを開始した。
だがロウズは、残り6周で約0.8秒差と追い抜きの可能性も見えてきたタイミングで転倒。今季3度目のノーポイントという痛い結果に終わった。
これでフェルナンデスは楽々と逃げ切る……という展開も予想された。しかしそこからガードナーの見せた追い上げによって、終盤は一気に予断を許さないテールトゥノーズの戦いとなった。
ガードナーはフェルナンデスへのチャージを続けると、最終ラップのターン10でついにオーバーテイク。そのまま先頭で最終コーナーを立ち上がり、なんとか抑えきってトップチェッカーを受けて、今季初優勝を果たした。
2位はフェルナンデス。最後のホームストレートでスリップストリームを利用して追いすがったが、0.014秒差とわずかに届かなかった。3位はジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)。ロバーツは4番手でのフィニッシュだったが、3番手のマルコ・ベッツェッキ(SKY Racing Team VR46)にトラックリミット違反があり、繰り上がりで表彰台となった。
日本人ライダーの小椋藍は、決勝を12番手からスタート。最終的に6位にまでポジションを上げてフィニッシュした。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | レミー ガードナー | 21 | - | 25 | |||
2 | ラウル フェルナンデス | 21 | 0.014 | 0.014 | 0.014 | 20 | |
3 | マルコ ベッツェッキ | 21 | 8.021 | 8.021 | 8.007 | 16 | |
4 | Joe Roberts | 21 | 8.004 | 8.004 | 13 | ||
5 | マルセル シュロッター | 21 | 12.343 | 12.343 | 4.339 | 11 | |
6 | 小椋 藍(Ai Ogura) | 21 | 23.170 | 23.170 | 10.827 | 10 | |
7 | トニー アルボリーノ | 21 | 23.764 | 23.764 | 0.594 | 9 | |
8 | Cameron Beaubier | 21 | 34.825 | 34.825 | 11.061 | 8 | |
9 | ハフィス シャーリン | 21 | 34.849 | 34.849 | 0.024 | 7 | |
10 | Stefano Manzi | 21 | 34.965 | 34.965 | 0.116 | 6 | |
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