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250cc王者シト・ポンスが脱税容疑で起訴、最大24年の懲役? スペイン紙が報道

ロードレース世界選手権250ccクラス王者で現在はレースチームのオーナーでもあるシト・ポンスに、脱税の疑いが発覚。スペイン検察は24年の懲役と15億円に上る罰金を求めて起訴した。ポンスは容疑を否認している。

Sito Pons

Sito Pons

Gold and Goose / Motorsport Images

 1988年と1989年のロードレース世界選手権250ccクラスチャンピオンであり、現在はMoto2クラスなどに参戦するレースチームのオーナーでもあるシト・ポンスが、スペインの検察によって脱税の罪で起訴されたことが、同国の新聞ABC newspaperの報道によって明らかとなった。

 同紙はポンスに対する起訴内容について、タックスヘイブン(租税回避地、法人税などの税率が極めて低い地域や国)で石油会社を利用し、税金の支払いを回避するために海外に居住していると偽ったことだと伝えている。

 ポンスが支払いを逃れた税額は270万ユーロ(約3億2600万円)に上るという。また具体的には2010〜2014年の期間に集中しているようだ。

 この起訴に関しては、2016年に40万ユーロの脱税を追求するものとして開始されたが、バルセロナの裁判所が監督した調査では、2010年から2014年までで6件の税犯罪が累積されている。

 こうした理由から検察は24年間の実刑、さらに1245万ユーロ(約15億円)の罰金、そして民事債務として270万ユーロ(約3億2600万円)の支払いをポンスに対して要求している。

 ポンスはこの起訴内容を否認しているため、今後は法廷での決着となるだろう。

 ポンスは今回の問題について、自身の潔白を次のように主張している。

「私は落ち着いている。有るものは有るし、無いものは無い。常にやらなければと思ったことをやってきたし、それを上手くこなしてきた。今は前進し続け、仕事に取り組み、ベストを尽くす必要がある。それは常に我々が行なってきたことでもある」

「恐れることはない。なぜなら正しいことをしているなら。他の人が同じように考えていなくとも、自分が恐れる必要はないからだ」

 

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