アラゴン決勝:19台が4.4秒差の激戦。ミルが今季8勝目で王者に王手!

Moto3アラゴン戦の決勝レースが行われ、ランキング首位のジョアン・ミルが優勝。今季8勝目を挙げ、チャンピオンに王手をかけた。

 MotoGPアラゴンGPのMoto3クラス決勝が行われ、ジョアン・ミル(Leopard Racing)が優勝を果たした。

 舞台となるモーターランド・アラゴンは、朝方濃い霧に見舞われ、Moto3のウォームアップ走行が中断されるという事態が起きた。そのため、グランプリ全体のスケジュールが大幅に変更。Moto3の決勝は当初の予定から40分遅れで始まると共に、周回数も20周から13周へと削減された。

 ポールポジションにマシンを並べたのはホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)。今季7回目のポールポジションである。なお予選時のスロー走行を違反と判断され、アンドレア・ミーニョ(SKY Racing Team VR46)ら4人のライダーに、12グリッド降格という非常に厳しいペナルティが科せられた。

 PPのマルティンが絶好のスタートを決め、1コーナーにホールショットを決める。しかしその後、エネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)がマルティンを交わして首位に浮上する。9番グリッドの鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)も好スタートで7番手に浮上した。

 一度はバスティアニーニに首位を譲ったマルティンだが、バックストレートで抜き返しに成功。1周目をトップで戻ってくる。しかしその後、抜きつ抜かれつのバトルを演じたため、3番手以下のマシンを引き離していくことができない。

 レース序盤、トップの集団を形成するのはバスティアニーニとマルティン、アロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)とジョアン・ミル(Leopard Racing)である。鈴木も6番手に上がり、虎視眈々と上位を狙う。ただレースは上位20台近くが数珠繋がりの状態で周回を重ねていく。

 8周目のターン1で、ポイントリーダーのミルが首位に浮上。ついにトップに立ったミルは、後続を徐々に引き離していく。ただ、そうはさせじと後続のライダーたちも必死で喰らいつき、やはりミルといえども隊列から抜け出していくことができない。

 毎周、毎コーナーのように順位が目まぐるしく変わる大混戦のレース。19台の大集団のまま、レースは終盤を迎えた。

 先頭で最終ラップに入ったのはファビオ・ディ・ギャナントニオ(Del Conca Gresini Moto3)。しかし、ターン1でミルが一気に首位を奪う。バスティアニーニも2番手に上がって、ミルの隙を伺うが、その間ディ・ギャナントニオの逆襲に遭ってしまう。

 バックストレートでミルは、小刻みに走行ラインを変更して、後続の攻撃を交わすことに成功。そしてそのままのポジションをキープし、ミルはトップでチェッカーを受けた。今季8勝目である。2位には0.043秒差でディ・ギャナントニオが入った。3位バスティアニーニは、ディ・ギャナントニオとわずか0.008秒という僅差だった。

 ポールポジションからのスタートだったマルティは結局4位で、表彰台獲得を逃した。5位にはカネットが入った。

 一時6番手までポジションを上げた鈴木は、結局13位でフィニッシュ。佐々木歩夢(SIC Racing Team)は16位で、ポイントまであと一歩届かなかった。鳥羽海渡(Honda Team Asia)は28位だった。

→MotoGPアラゴンGP Moto3クラス決勝結果

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この記事について
シリーズ Moto3
イベント名 Aragon
サーキット モーターランド・アラゴン
記事タイプ レースレポート