尾野「コースを覚えることに時間を費やした。早くドライで走りたい」:Moto3オーストラリア
【Honda Team Asia Press Release】氷雨のフィリップアイランドで、ふたりのライダーは慎重かつ堅実に走行。

Rd16 オーストラリアGP/フィリップアイランドサーキット: 2016年10月21日(金)
コンディション:ウェット
気温:11℃ 路面:13℃
第16戦オーストラリアGPがフィリップアイランドサーキットで初日の走行を迎えた。初日金曜日のセッションは、午前と午後にそれぞれ40分間のフリープラクティスを行い、雨の速さに定評のあるルーキー、カイルール・イダム・パウイは午後のFP2で3番手タイムにつけた。日本人選手の尾野弘樹もこのセッションで好調な走りを見せて9番手。
海風と雨空の下、現地時間の午前10時(日本時間午前8時)から始まったFP1で、パウイは1分52秒480の19番手、尾野は1分53秒071の25番手タイム。午後の走行はコンディションがさらに悪化したが、その悪条件のなかでパウイは上記のとおり3番手を記録した、尾野も、ポジションを大幅に上げて9番手とした。ただし、総合順位はコンディションの良かった午前のラップタイムでオーダーが並んだ。
カイルール・イダム・パウイ(19th, 1’52.480, +2.891)
「このサーキットを走るのは今日が初めてで、午前の走行は特に厳しかった。FP2は午前よりもコンディションが悪化し、無理にリスクを取る必要もないと判断して4周の走行にとどめた。ドライコンディションで走ったことがないので、明日が晴れならセットアップを進めるのが難しいかもしれないが、がんばって走りこみたい」
尾野弘樹(25th, 1’53.071, +3.482)
「今日は終日雨だったのであまり無理をせず、コースを覚えることに時間を費やした。ウェットコンディションということもあってコース攻略をまだできていないので、早くドライで走りたい。ウェットでは高速コーナーでリアのグリップをまだ充分に得られていないので、そこを改善すればまだまだポジションを上げてゆくことができると思う」
岡田忠之-チーム監督
「両選手ともこのサーキットは初体験だが、難しいウェットコンディションのなかで、特に午後は悪くないポジションだった。明日がドライになっても、尾野はシングルポジションを狙って良い走りをしてくれるだろう。パウイは雨が得意なので今日の午後は3番手につけることができた。予選でもコース攻略を進めて、良いグリッドを確保してほしい」
【Honda Team Asia Press Release】
この記事について
シリーズ | Moto3 |
イベント | Phillip Island |
ロケーション | フィリップアイランド・グランプリ・サーキット |