Moto3オーストリア予選:佐々木歩夢が2番手タイム。PPはフェナティが獲得
Moto3オーストリア予選は、ロマーノ・フェナティがポールポジションを獲得した。
Ayumu Sasaki, SIC Racing Team
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第11戦オーストリアGPのMoto3クラス予選が行われ、ロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)がポールポジションを獲得した。
舞台となるレッドブルリンクは晴天に恵まれ、気温は31℃、路面温度47℃と夏らしいコンディションで予選を迎えた。
今戦の日本勢は、真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)が予選Q1から出走。Q2にHonda Team Asiaの鳥羽海渡と小椋藍、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)という組分けとなっった。
Q1:マシアがトップ通過。真崎はQ1突破ならず
一通りのライダーがタイム計測を終えた段階ではフェナティが記録した1分37秒236がトップタイムとなった。
残り10分、アンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)が1分37秒158までタイムを縮め、トップに浮上。そこにフェナティ、アロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)、ステファノ・ネパ( Reale Avintia Arizona 77)が続いた。
各ライダーは、タイヤ交換を済ませた後の2度目のアタックに向けて、ピットアウトの際にタイミングを合わせようとしているのか、ピットロード出口で渋滞する場面も見られた。
残り4分、ターン4でジャウマ・マシア(Bester Capital Dubai)とジャン・オンジュ(Red Bull KTM Ajo)が揃ってコースオフ。危うくオンジュが接触するところだったが、なんとかクラッシュは回避された。
しばらくタイム更新はされなかったが、残り2分を切る終盤となると、ようやくタイム更新がみられるようになっていった。
チェッカーフラッグ後のラップでは、マシアが暴れるマシンを抑えながら1分37秒028と一気にタイムを更新し、トップに浮上。またフェナティもタイムを縮めたが、1分37秒051と僅差で2番手となった。
最終的にQ2へ駒を進めたのはマシア、フェナティ、ミーニョ、ロペスの4名となった。また真崎は9番手に留まり、Q2進出はならなかった。
Q2:牽制し合う大渋滞の予選。佐々木が2番手タイムをマーク
セッション序盤はQ1を突破してきたマシアが1分37秒055をマークしてひとまずのトップタイムにつけた。
5分が経過したところで鈴木が1分36秒788を記録してトップに浮上。その後、鳥羽が1分36秒762を記録し、日本人ライダーが上位に並んだ。
セッション前半を消化した時点で、コース上はマルコス・ラミレス( Leopard Racing)とロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)、アロン・カネット(Sterilgarda Max Racing Team)らが走行を続けるのみとなった。
各チーム、2度目のアタックに出るタイミングが遅く、残り3分と1回のアタックがギリギリできるかというタイミングでコースイン。ただ、ライダー同士が牽制し合ったことでコース上は大渋滞となった。
その集団を尻目に単独でアタックをしていたジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が1分36秒690をマークしてトップに浮上した。
大集団がコントロールラインに帰ってくると、オーダーは一気に変動。フェナティが1分36秒460でトップを奪うと、佐々木が1分36秒511で2番手に割って入った。
これによって最終的にポールポジションを獲得したのはQ1から上がってきたフェナティとなった。2番手には佐々木が入り、3番手にはフェナティと同じくQ1を走ったマシアが食い込んだ。
Q2を走った日本勢は小椋が5番手、鳥羽が6番手、鈴木が7番手と3列目までに入った。ただ、鈴木は最後のアタックに向かう際、問題があったのか結局ピットへ戻ったことでタイム更新の機会を失っていた。
また、佐々木と小椋はFP2走行中の違反により12グリッド降格のペナルティを科されることが予定されているため、好位置につけていたものの、残念ながらレースは予選結果よりも後方からのスタートとなる予定だ。
【リザルト】MotoGP第11戦オーストリアGP Moto3クラス予選
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments