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レースレポート

Moto3タイ決勝:アレナス、今季初優勝。日本勢は転倒に巻き込まれリタイア続出

Moto3タイ決勝が、チャーン・インターナショナル・サーキットで行われた。優勝はアルベルト・アレナスだった。

Albert Arenas, Ángel Nieto Team Moto3

Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第15戦タイGPのMoto3クラス決勝が行われ、アルベルト・アレナス(Gaviota Angel Nieto Team)が今季初優勝を挙げた。

 チャーン・インターナショナル・サーキットは晴天に恵まれ、決勝レーススタート時刻は気温31℃、路面温度47℃と非常に暑いコンディションとなった。

 日本勢は鳥羽海渡(Honda Team Asia)が4番グリッドと好位置からレースに挑んだ。ポールポジションはセレスティーノ・ビエッティ(SKY Racing Team VR46)だ。

 22周で行われる決勝レースがスタートすると、2番グリッドのマルコス・ラミレス(Leopard Racing)が良い蹴り出しを見せてホールショットを奪った。一方鳥羽はスタートでポジションを大きく落としてしまった。

 オープニングラップを終え、ラミレスはトップを堅持。トニー・アルボリーノ(VNE Snipers)、アルベルト・アレナスらが続き、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)も6番手までポジションを上げた。

 先頭のラミレスから途切れること無く大集団が数珠つなぎとなり、コーナーごとに順位の入れ替えが発生。その中で3周目には鈴木がターン3で一気にトップに立った。

 ラミレス、アルボリーノからの反撃を受けつつも、鈴木はなんとか先頭を確保。集団をリードして行く。

 先頭争いにはポジションを上げてきたロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)も参加。鈴木にもチャージをかけていくが、ポジションを確保することができない。

 7周目、再びチャージをかけたダラ・ポルタがトップに浮上。追い抜かれた鈴木は順位を5番手にまで下げてしまった。その後ろには後方グリッドから猛追してきたダレン・ビンダー(CIP Green Power)がピタリと付けた。

 8周目、先頭集団では転倒が発生。ターン12でビンダーがアウト側のアロン・カネット(Sterilgarda Max Racing Team)と接触し、態勢を崩したカネットはジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)にヒット。また鈴木もこの多重クラッシュに巻き込まれてしまい転倒、リタイアとなった。

 またカネットもポイント圏外まで落ちてしまい、ランキング2番手でダラ・ポルタを追う立場としては痛すぎる展開だ。

 先頭集団ではアレナスがトップで引っ張る展開。レースの半分を消化してもなお集団は団子状態であり、ダラ・ポルタ、アルボリーノがポジションを入れ替えながらもラップを消化していった。

 前述の多重クラッシュについては審議が行われていたが、残り8周の段階でビンダーにライドスルーペナルティが科されることが通知され、ビンダーはポジションを下げた。

 5番手のアンドレア・ミーニョ(Mugen Race)のペースが良く、先頭集団に追いついたことで縦長の集団へと膨らんでいった。

 その後ろでは7番手までポジションを上げていた佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が、ターン1でフロントを滑らせて転倒を喫してしまい、リタイアとなった。

 残り3周を迎えると、アレナスがここで仕掛けた。セクター2でダラ・ポルタに並ぶと一時的にトップに浮上してみせたのだ。しかし最終的にダラ・ポルタがやり返し、トップは入れ替わらなかった。むしろその隙を突いたロペスが2番手に浮上した。

 残り2周、アレナスが最終コーナーでハードブレーキングをかけて突っ込みを見せるがオーバーラン。ポジションアップはならなかった。

 そしてラストラップに突入するが、ターン1ではまたしてもクラッシュが発生。ミーニョが小椋藍(Honda Team Asia)のイン側へ強引に入って来た際にバランスを崩し接触、両名とも転倒してしまった。小椋は先頭集団に加わり、さらに上位を狙えるような状況だったが、このクラッシュによってリタイアとなった。

 先頭ではロペスとアレナスが激しくチャージ。アレナスがダラ・ポルタをかわしてトップに立つと、最終コーナーでのダラ・ポルタのブレーキングもいなしてトップでチェッカーを受けた。アレナスは今季初優勝だ。

 2位はダラ・ポルタ。最終コーナーでも勝負を仕掛けたが、トップ奪還には至らなかった。しかしランキング争いで接近していたカネットがノーポイントで終えたため、リードの拡大には成功した。

 3位にはロペスが入った。キャリア初の表彰台だ。

 日本勢は鳥羽が7位、真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)が19位でフィニッシュ。鈴木、佐々木、小椋と3名のライダーが上位走行中にリタイアを喫する厳しい結果となった。

【リザルト】MotoGP第15戦タイGP Moto3クラス決勝

順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 ポイント
1 Spain Albert Arenas 22 -     25
2 Italy ロレンソ ダラ・ポルタ 22 0.231 0.231 0.231 20
3 Spain アロンソ ロペス 22 0.322 0.322 0.091 16
4 Spain マルコス ラミレス 22 0.459 0.459 0.137 13
5 Italy デニス フォッジア 22 0.666 0.666 0.207 11
6 Italy Celestino Vietti Ramus 22 1.166 1.166 0.50 10

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