登録

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本
レースレポート

Moto3ヨーロッパ決勝:小椋藍が3位表彰台! アレナス失格でタイトル争いは超僅差

MotoGP第13戦ヨーロッパGPのMoto3クラス決勝が行なわれ、ラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が初優勝を果たした。

Ai Ogura, Honda Team Asia

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 バレンシアのリカルド・トルモ・サーキットでMotoGP第13戦ヨーロッパGPのMoto3クラス決勝が行なわれた。ラウル・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)が初優勝を果たした。

 2020シーズンの締めくくりとなる3連戦。その初戦となるヨーロッパGPだが、決勝日は前日までの雨模様とは一転し好天に見舞われた。ただ、路面はほぼドライコンディションとなったものの、ウエットパッチも一部には残っている状態だ。

 スターティンググリッドには、いくつか変更があった。予選で黄旗時に記録したタイムを抹消されたライダーがいたのだ。この結果、小椋藍(Honda Team Asia)は4番手から8番手へと変更になった。また10番手には鳥羽海渡(Red Bull KTM Ajo)が並んでいる。

 23周のレースがスタートすると、3番グリッドのセレスティーノ・ビエッティ(SKY Racing Team VR46)が良い加速を見せ、ホールショットを奪取。さらに5番グリッドからスタートのアロンソ・ロペス(Sterilgarda Max Racing Team)、フェルナンデスといった並びで1周目を終えた。

 2周目、ターン5の出口でクラッシュが発生。先頭を争っていたビエッティがハイサイドを起こし、その後方を走っていたアルベルト・アレナス(Valresa Aspar Team Moto3)が急減速。そのアレナスにロペスが追突してしまったのだ。ビエッティとロペスは転倒し、ここでリタイア。アレナスもこの接触でマシンに問題が発生したようで、スローダウン。そのままピットへ帰還した。これはポイントリーダーのアレナスにとって、非常に痛い展開だ。なおアレナスはその後レースへ復帰している。

 これで先頭はフェルナンデスとなり、しかも混乱に乗じて一歩抜け出した格好に。そこに小椋、リカルド・ロッシ(BOE Skull Rider Facile Energy)、トニー・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)といった面々が続いた。

 5周目にはターン1でジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が転倒。コーナーのウエットパッチに乗ってしまったようだ。

 先頭のフェルナンデスは5周目の時点で2番手以下に2.5秒以上のギャップを確立。2番手のアルボリーノはダリン・ビンダー(CIP Green Power)や小椋を引き連れつつ、自己ベストを刻んで先頭を追った。

 10周を消化したが、依然として先頭のフェルナンデスはリードをキープ。2番手集団はアルボリーノが変わらず先頭で、小椋、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)、ビンダーらまでが集団を形成した。

 ただ2番手集団がバックマーカーのアレナスと交錯した際、アレナスが避ける素振りをみせなかったことで隊列に乱れが発生。結果として2番手集団からビンダーが離れてしまった。アレナスにはこの行為が原因となりブラックフラッグが掲示され、レース失格という処分を受けることとなってしまった。

 残り10周、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がクラッシュ。コーナーでイン側に入り込んだガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)に弾き出されるような格好となり、バランスを崩してしまったのだ。このロドリゴの動きに対し、鈴木は大きな身振りで憤りを示していた。

 先頭のフェルナンデスは安定したペースで周回を続けていたが、徐々に2番手集団との差が減少。残り7周になるとその差は2秒を切った。

 フェルナンデスはリードを減らしながらも、なんとか先頭のままラストラップに突入。2番手アルボリーノとのギャップは1.2秒だ。

 2番手争いは熾烈だ。ターン1ではガルシアがアルボリーノをパスし2番手に浮上。小椋もターン4でアルボリーノをかわして表彰台圏内に浮上してきたのだ。

 ガルシアは先頭のフェルナンデスを猛追。ギャップが1秒を切るところまで追い詰めたが、それが精一杯。フェルナンデスがキャリア初優勝を挙げた。2位はガルシア。彼も初表彰台獲得だ。3位は小椋で、今季7度目の表彰台となった。

 今回、ポイントリーダーのアレナスがノーポイントに終わったことでポイントランキングは大きく接近。小椋がアレナスに3ポイント差の2番手に迫った。

 

Read Also:

順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 平均速度 ポイント
1 Spain ラウル フェルナンデス 23         25
2 Spain Sergio Garcia 23 0.703       20
3 Japan 小椋 藍(Ai Ogura) 23 1.005       16

Be part of Motorsport community

Join the conversation
前の記事 Moto3ヨーロッパ予選:マクフィー雨の走りまとめPP。日本勢最上位は小椋4番手
次の記事 Moto3バレンシア予選:鳥羽海渡、2番手フロントロウ獲得! タイトル争う小椋7番手

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

Motorsport prime

Discover premium content
登録

エディション

日本