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Moto3タイトル獲得なるか? 小椋藍「レースを楽しむ準備は出来ている」

2020年のMoto3タイトル獲得を目指すHonda Team Asiaの小椋藍。彼はライバルのアルベルト・アレナスよりひとつ前の予選5番手から、決勝レースに挑む。

Ai Ogura, Honda Team Asia

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP最終戦ポルトガルGPの予選が行なわれ、Moto3クラスではタイトル獲得を狙う小椋藍(Honda Team Asia)が5番グリッドを獲得した。

【リザルト】いざチャンピオンへ。小椋5番手グリッド獲得|Moto3ポルトガル スターティンググリッド

 ランキング首位のアルベルト・アレナス(Gaviota Aspar Team Moto3)とは8ポイント差で最終戦ポルトガルGPを迎えた小椋。しかも来季Moto2昇格が決まっている彼にとっては、Moto3で最後のレースということにもなる。

 この予選で小椋は、ライバルのアレナスよりひとつ上の5番グリッドから、最終決戦に挑むことになる。

「自分にとって最後のMoto3の予選でしたが、とても大変でした」

 小椋はチームのプレスリリースに、そうコメントを寄せた。

「Q1、Q2共に最後の最後にタイムを出すことになったので、とてもハラハラしました。バイクのフィーリングはとても良いのですが、まだいくつかのポイントで改善の必要があります」

「シーズン最後のレースに向けて、改善の作業を続けます。明日のレースを楽しむ準備は出来ています」

 チームメイトの國井勇輝は、Q2に進出することはできたものの、そのQ2のアタックはうまくいかず、15番グリッドから決勝レースに挑む。

「FP3は、3戦連続でQ2に進める完璧な走りが出来ました」

 國井もそうプレスリリースにコメントを寄せた。

「しかし、予選での戦略はうまく機能せず、タイムアタックのラップを1度しか取ることが出来ませんでした。もう少しペースが必要です」

 しかし國井は、決勝ではロングラップペナルティを受けることになった。

「明日のレースは、残念ながらペナルティを受けることになってしまいましたが、今年の最終戦ですので可能な限りの力を振り絞って戦います」

 チームの青山博一監督も、ふたりの決勝での戦いぶりに期待を寄せた。

「我々の2人のライダー達は、この素晴らしいポルティマオのサーキットの特徴を、まだ探している状態ですが、両ライダー共に平均ラップタイム、またベストタイムを更新することが出来ました」

 そう青山監督は語る。

「予選についてですが、誰もが追走されることを好まず牽制しあい、タイムの更新は、とても難しいものとなりました」

「小椋選手は、そのような状況の中、しっかりと走りをまとめ、明日のレースにおいて重要となる5位のポジションを獲得しました。國井選手もベストを尽くし、良く走りました。改善も進んできていますし、今日の結果は悪くありません」

「明日のレースでは、2人とも十分に戦えるペースがあると思います」

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