Moto3イタリア予選:鈴木竜生が今季2度目のPP獲得。クラッシュ発生でセッションは赤旗終了
MotoGPイタリアGPのMoto3クラス予選では、鈴木竜生が今季2度目のポールポジションを獲得した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第6戦イタリアGPのMoto3クラス予選がムジェロ・サーキットで行なわれた。ポールポジションを獲得したのは鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)だった。
今回エントリーしている5人の日本人ライダーの内、フリー走行のベストタイムから予選Q2直接進出を決めたのは佐々木歩夢(Red Bull KTM Tech 3)のみ。鈴木、鳥羽海渡(CIP Green Power)、山中琉聖(CarXpert PruestelGP)、そして國井勇輝の代役である松山拓磨(Honda Team Asia)はQ1からの出走となった。
16人のライダーが4つしかないQ2進出の枠をかけて争うQ1では、鈴木が1分57秒122を記録し、首位でセッションを折り返した。鳥羽も2番手につけた一方、松山は最終コーナーの立ち上がりで転倒を喫してしまい、タイムを計測できないまま予選を終えることとなってしまった。
Q2進出をかけたラストアタックでは、10台前後のマシンが一列縦隊となって互いのスリップストリームを使いながらコントロールラインを通過していった。ここで鈴木はただひとり1分56秒台のラップタイムを記録してQ1首位通過を確定させた。2番手には鳥羽が続き、以下ポイントリーダーのペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、ニッコロ・アントネッリ(Avintia Esponsorama Moto3)までがQ2に駒を進めた。山中は11番手、松山は16番手に終わり、ここで姿を消した。
Q2のセッション前半ではガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Gresini Racing Moto3)が1分56秒685でトップに立つも、この段階でタイムを計測したライダーは半数ほどにとどまり、残り4分ごろからコース上にマシンが増えていった。
鈴木はラストアタックで1分56秒001という好タイムをマークし、トップに浮上した。鈴木の後ろの集団もラストアタックを行なっていたが、その中で佐々木、ジェイソン・デュパスキエ(CarXpert PruestelGP)、ジェレミー・アルコバ(Indonesian Gresini Racing Moto3)が絡む転倒が発生したため赤旗が掲示され、そのまま予選は終了となった。
これで鈴木は第4戦スペインGP以来となるポールポジションを獲得。ここ数戦リタイアが続いているだけに、好結果に繋げたいところだ。2番手にはアコスタ、3番手にはロドリゴがつけた。また佐々木は10番手、鳥羽は12番手で、共に4列目から決勝を迎えることとなった。
なお、佐々木とアルコバの無事は確認されているが、コース上で倒れたデュパスキエに関しては、搬送に向けた処置がコース上で行なわれ、その影響でMotoGPクラスのFP4はディレイとなった。
順位 | ライダー | 周回数 | タイム | 差 | 前車との差 | 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 鈴木 竜生 | 4 | 1'56.001 | 162.774 | ||
2 | Pedro Acosta | 5 | 1'56.597 | 0.596 | 0.596 | 161.942 |
3 | カブリエル ロドリゴ | 4 | 1'56.685 | 0.684 | 0.088 | 161.820 |
4 | デニス フォッジア | 4 | 1'56.980 | 0.979 | 0.295 | 161.412 |
5 | ジャウマ マシア | 4 | 1'56.985 | 0.984 | 0.005 | 161.405 |
6 | Jeremy Alcoba | 4 | 1'57.107 | 1.106 | 0.122 | 161.237 |
7 | ロマーノ フェナティ | 4 | 1'57.110 | 1.109 | 0.003 | 161.233 |
8 | ニッコロ アントネッリ | 4 | 1'57.137 | 1.136 | 0.027 | 161.195 |
9 | ジョン マクフィー | 5 | 1'57.152 | 1.151 | 0.015 | 161.175 |
10 | 佐々木 歩夢 | 4 | 1'57.206 | 1.205 | 0.054 | 161.100 |
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