佐々木歩夢「フィーリングは悪くない」日本GP初日を3番手と好発進。母国戦の実感も
ロードレース世界選手権Moto3クラスに参戦する佐々木歩夢はMotoGP第16戦日本GPの初日FP1で3番手タイムをマーク。母国戦で好調な滑り出しを見せたが、フィーリングは悪くないという。
写真:: Motorsport.com / Japan
ロードレース世界選手権MotoGPのMoto3クラスに参戦中の佐々木歩夢(Sterilgarda Husqvarna Max)は、初日FP1を3番手タイムで終えるなど好調なスタート。フィーリングは悪くないと語っている。
今シーズンこれまでのレースで多数の表彰台を獲得している佐々木。前戦アラゴンGPでも2位となっており、Moto3クラスで最も勢いのある日本人ライダーと言っても過言ではないだろう。
それだけに3年ぶり開催の日本GPに向けても、期待は高まっていた。そして迎えた初日のFP1で佐々木はその期待に応えるかのように序盤から上位に並ぶタイムを記録。2日目が雨予報となっているため、FP1のタイムも重要となってくるが、不安のない展開だった。
終盤のアタックで佐々木は暫定トップタイムを更新し、このままチェッカーかと思われた。ただ最後の最後でディオゴ・モレイラ(MT Helmets - MSI)、デニス・フォッジア(Leopard Racing)が続けて佐々木を上回るタイムを記録。最終的に佐々木は3番手タイムとなった。
セッション後、佐々木は「フィーリングは悪くなく、3番手で終わることができました」とコメントし、さらに次のように続けた。
「単独で走ってバイクのフィーリングを見ながらという感じでした。まだちょっとグリップが普段のこのコースのベストと比べると良くなかったんです」
「ただそれにしてはトップのタイムも速いですし、明日は天気がどうなるか分からないですけど自分もまだちょっと直さなきゃいけないところが何個かあるので、ドライだったらあと1秒ぐらい上げていけたら良いかなと思います」
「目標タイムは1分56秒前半ですね。もし明日がドライで、練習走行でもちゃんとセットアップを詰めていければ、もしかしたらポールは55秒台も見えるかもしれないですけど、でもまあ多分1分56秒前半がいいところじゃないかなと思っています」
新型コロナウイルスのパンデミックが始まったことで、日本GPは2019年以来の開催となっている。日本人の佐々木にとっても、もてぎ戦は3年ぶりとなる。今回、佐々木は日本GPについては“緊張しないため”にもあまり意識していなかったと明かした。
「走っている時はあんまり日本GPだということは考えていませんでした。そう考えると緊張しちゃうので、いつも通りのウィークを過ごしていました」
「最後(FP1の)チェッカーを受けた後は、戻ってくる時にいろんな日本のファンを見ることができて、すごく楽しかったです。チェッカーを受けた後は『ああ、日本だなぁ』というか、日本のファンが旗を持って振ってくれていたので、その瞬間はすごく嬉しかったというか”日本に帰ってきたんだ”と、その時に思えたかなという感じです」
一方で、もてぎを走ったことのないライダーもいる中で、日本人としては馴染みのあるコースであることにアドバンテージはあるかと訊かれると、自身も3年ぶりということもあり、アドバンテージは小さいと語った。
「そうですね、小さい頃はたくさん乗ってましたが……でもここ3年は日本GPがなくて自分も日本に帰ってきてないので、1周目走った時は『やべえ、久しぶりだ。こんなコースだったっけ』と思うところはありました」
「でもやはり何周かすると小さな頃にNSF250に乗ってた頃を思い出しながら走ることができたので、少しアドバンテージはあると思います」
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