Moto3アメリカズ予選｜アンドレア・ミーニョがPP獲得。日本勢最上位は鳥羽海渡の8番手

　MotoGP第4戦アメリカズGPのMoto3クラス予選が行なわれ、アンドレア・ミーニョ（Rivacold Snipers Team）がポールポジションを獲得した。

　5人の日本人ライダーが参戦する最軽量のMoto3クラス。フリー走行のタイムによる予選組分けではQ1に山中琉聖（MT Helmets - MSI）、古里太陽（Honda Team Asia）の2名、Q2に鈴木竜生（Leopard Racing）、佐々木歩夢（Sterilgarda Husqvarna Max）、鳥羽海渡（CIP Green Power）の3名となった。

　山中と古里は別チームながら連なってアタックへ向かうシーンも見られた。ただなかなか上位に食い込むようなタイムは記録できないまま、セッションが進んでいった。

　Q2進出をかけた上位での争いでは、ザビエル・アルティガス（CFMOTO Racing PruestelGP）が2分16秒719をマークしてトップタイム。2番手はスコット・オグデン（VisionTrack Racing Team）、3番手ステファノ・ネパ（Angeluss MTA Team）、4番手エリア・バルトリーニ（QJMOTOR Avintia Racing Team）ら4名がQ2へ進んだ。

　山中は最終的に7番手、古里は11番手タイムでQ1を終えた。

　予選Q2が始まると序盤からQ1ではあまり記録されていなかった2分16秒台のタイムを記録するライダーが続出。中でもアンドレア・ミーニョが2分16秒216でトップタイムとなった。

　セッション前半、日本勢の中では鳥羽が気を吐いて9番タイムをマーク。一方で佐々木と鈴木は14番手と15番手とパッとしない位置に留まった。

　なお鈴木のチームメイトであるデニス・フォッジアは、ピットに戻らずアタックを行なっており、残り2分を切った頃に2分16秒158をマーク。最速タイムを更新した。

　フォッジアは連続アタックに向かうと2分16秒130と、僅かながら自己ベストをまた更新。ただ他のライダー達も最後のアタックで猛プッシュをかけており、ミーニョが2分15秒814と唯一の15秒台を叩き出してきたことで、フォッジアはトップタイムを更新されてしまった。

　ミーニョのポールポジション獲得の雰囲気が高まる中、フォッジアが最後のアタックに向かって加速。最速タイムを更新するペースを見せたもの、最終的に0.067秒差の2番手タイムとなり、逆転ポールポジション獲得とはいかなかった。

　最終的にポールポジションを獲得したのはミーニョ。2番手はフォッジア、3番手にはアルティガスという並びになった。渾身のアタックを続けたフォッジアは、セッション終了後ガス欠を起こすほどだった。

　日本勢で最上位となったのは、8番手の鳥羽。9番手に佐々木が続き、鈴木は16番手で予選を終えた。

順位	ライダー	周回数	タイム	差	前車との差	平均速度
1	アンドレア ミーニョ	6	2'15.814			146.132
2	デニス フォッジア	7	2'15.881	0.067	0.067	146.060
3	Xavier Artigas	5	2'16.066	0.252	0.185	145.861
4	Deniz Öncü	6	2'16.330	0.516	0.264	145.579
5	ジャウマ マシア	6	2'16.409	0.595	0.079	145.494
6	Diogo Moreira	6	2'16.416	0.602	0.007	145.487
7	Daniel Holgado	6	2'16.551	0.737	0.135	145.343
8	鳥羽 海渡	6	2'16.582	0.768	0.031	145.310
9	佐々木 歩夢	6	2'16.604	0.790	0.022	145.287
10	Izan Guevara	5	2'16.609	0.795	0.005	145.281
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