予選レポート
Moto3 オーストラリア

Moto3オーストラリア予選|佐々木歩夢、ポールポジション獲得! タイトル争うマシアは苦戦13番手に沈む

MotoGP第16戦オーストラリアGPのMoto3クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのは佐々木歩夢だった。

Ayumu Sasaki, Intact GP

 MotoGP第16戦オーストラリアGPのMoto3クラス予選が行なわれ、佐々木歩夢(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)がポールポジションを獲得した。

 Moto3クラスの予選Q1とQ2の振り分けでは、日本人ライダーは山中琉聖(Gaviota GASGAS Aspar Team)と古里太陽(Honda Team Asia)の2人がQ1、佐々木歩夢と鳥羽海渡(SIC58 Squadra Corse)がQ2直接進出となった。

 なお鳥羽は初日のプラクティス2で、レーシングラインをスロー走行して他車を妨害したことにより、決勝で最後尾スタートとロングラップペナルティの罰則が科されることが決定している。

 Q1は序盤から山中が調子良く、1分37秒562をマークして2番手に入った。また古里もQ1折り返し時点では1分37秒858で4番手と、共にQ2進出圏内に位置していた。

 Q1はラストアタック時にコース上でのポジショニングを巡って、多数のライダーがスロー走行する場面があった。そして終盤は各ライダーの自己ベスト更新が続き、古里はQ2進出圏外となる7番手まで落とされてしまった。一方、上位の面々には変わりはなく、山中は2番手でQ2へ進出した。

 Q2が開始されると、佐々木はチームメイトのコリン・ベイアーと共に、タイミングを遅らせてアタックへ入った。ここで佐々木は1分36秒654を記録し、2番手に約0.5秒の差をつけ、ライバルを圧倒するタイムで暫定トップに立った。

 残り3分でジョエル・ケルソ(CFMOTO Racing PruestelGP)が佐々木のタイムに迫る1分36秒742をマーク。ただその直後に佐々木は1分36秒539を記録したため、再びタイム差が広がった。

 ケルソはラストアタックの前半で最速ペースをマーク。ただ後半のセクターが伸びず、1分36秒675と佐々木には届かない結果に終わった。

 他のライダーも佐々木を上回ることができzず、佐々木がポールポジションを獲得した。2番手はケルソ、3番手はステファノ・ネパ(Angeluss MTA Team)だ。鳥羽は14番手、山中は17番手だった。

 なおポイントリーダーのジャウマ・マシアは今回苦戦しており、予選を13番手と中団に埋もれる位置で終えた。

 
 
         
Driver Info
 
 
 
   
順位 ライダー # バイク 周回数 タイム 前車との差 平均速度 スピードトラップ
1 Japan 佐々木 歩夢 Liqui Moly Husqvarna Intact GP 71 Husqvarna 7

1'36.539

  165.868  
2 Australia Joel Kelso CFMoto Racing PruestelGP 66 CF MOTO 7

+0.136

1'36.675

0.136 165.635  
3 Italy Stefano Nepa Angeluss MTA Team 82 KTM 5

+0.216

1'36.755

0.080 165.498  
4 Brazil Diogo Moreira MT Helmets - MSI 10 KTM 5

+0.321

1'36.860

0.105 165.319  
5 Italy Matteo Bertelle Rivacold Snipers Team 18 Honda 5

+0.439

1'36.978

0.118 165.117  
6
Collin Veijer Liqui Moly Husqvarna Intact GP
95 Husqvarna 7

+0.469

1'37.008

0.030 165.066  
前の記事 Moto3インドネシアGP決勝|佐々木歩夢、痛恨の18位ノーポイント……日本勢は古里が自己ベスト7位記録。優勝はモレイラ
次の記事 Moto3オーストラリア決勝|佐々木歩夢、雨の難コンディションで優勝争いの末2位表彰台。優勝はデニス・オンジュ

Sign up for free

  • Get quick access to your favorite articles

  • Manage alerts on breaking news and favorite drivers

  • Make your voice heard with article commenting.

エディション

日本 日本