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レースレポート

Moto3オーストリア決勝:ロマーノ・フェナティが今季初優勝。日本勢は下位に沈む

MotoGP第11戦オーストリアGPのMoto3クラス決勝が行われ、ロマーノ・フェナティが今季初優勝を挙げた。

Romano Fenati, Team O

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第11戦オーストリアGPのMoto3クラス決勝が行われ、ロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)が優勝を果たした。

 前日までは晴天に恵まれていたレッドブルリンクだが、その夜から雨に振られ、Moto3クラスのスタート時間となっても路面は濡れた状況のままだ。

 更に、予選時のスロー走行に対するペナルティとしてラップタイム抹消が多くのライダーに科されており、2番手タイムを記録していた鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)を含めて大きくグリッドの並びが変更される事態となった。

 変更後のグリッド順では、ポールポジションはジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、2番手にロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)、3番グリッドに鳥羽海渡(Honda Team Asia)という並びとなった。また、多くのライダーはコースのライン上が乾きつつあることを見越してか、グリッド上でスリックタイヤへと交換を済ませた。

 気温は20℃、路面温度22℃と前日からは大きく下げたコンディションでスタート時刻を迎えた。

 スタートではフェナティが良い蹴り出しを見せてホールショットを奪取。トニー・アルボリーノ(VNE Snipers)、マクフィー、さらに鳥羽が続いた。だがフェナティがターン3で先頭を奪われると、さらにラインを外したことで3番手に後退した。

 オープニングラップから先頭の3台が抜け出ると、4番手以下の集団はLeopard Racingのロレンソ・ダラ・ポルタとマルコス・ラミレスらが引っ張る展開となった。

 先頭集団は後続集団を引き離して進み、3周目の時点で2秒ほどのギャップを築いた。先頭集団内ではフェナティがマクフィーをパスして2番手に浮上。4周目には前を行くチームメイトに追いつき、果敢にチャージをかけ始めた。

 そして5周目、ターン1からの直線でフェナティがアルボリーノをかわし、先頭が入れ替わった。また、その後方では鈴木がターン1で転倒を喫してしまい、リタイアとなった。

 フェナティとアルボリーノの接戦は続き、7周目に突入するところでアルボリーノが先頭を奪うも、ターン4でフェナティに奪い返される……といった具合で互いに一歩も譲らない。ふたりはその後も奪い、奪われの展開を続けていった。

 10周目になるとフェナティがペースを上げ、アルボリーノに対して0.5秒ほどのギャップを作り出すと、12周目には1秒近い差まで広がった。そして同じタイミングでそれまで息を潜めていたマクフィーがアルボリーノの前に出て、2番手に浮上した。

 先頭を行くフェナティは残り10周となる頃には2番手に1.5秒差までギャップを広げ、更にペースアップして次の周には2秒の差とした。

 4番手集団はダラ・ポルタに変わって先頭を引っ張るセレスティーノ・ビエッティ(SKY Racing Team VR46)が好ペースで走り、アルボリーノとの差を詰めていく。

 フェナティはギャップを維持したまま周回を重ね、残りは5周に。2番手集団ではアルボリーノがマクフィーの前に復帰した。

 残り4周、4番手集団のビエッティとジャウマ・マシア(Bester Capital Dubai)の2台が2番手集団に追いつきそうな位置にまで追い上げてきた。

 追うビエッティはファステストラップを記録するペースで猛チャージ。そして残り2周というところでビエッティとマシアは集団に追いつき、激しい表彰台争いが繰り広げられていく。

 残り2周、逃げるアルボリーノとマクフィーに仕掛けるかと思われたマシアが、ターン9で転倒を喫してしまった。

 そしてラストラップに入り、先頭のフェナティは危なげなくトップでチェッカーを受け取った。

 その後ろ2番手争いでは、3番手ビエッティが9〜10コーナーを上手く立ち上がり、横並びでフィニッシュ。しかし結果的には、ほんの僅かな差でそれまで4番手にいたアルボリーノが2番手、マクフィーが3番手でチェッカーを受けた。

 優勝はフェナティ。2017年の日本GP以来の勝利となった。2位は超接戦を制したアルボリーノ。3位はマクフィーが入った。

 今戦の日本勢はなかなか上位に顔を出せないまま終わり、12位に小椋藍(Honda Team Asia)、13位に佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が入り、2名がなんとかポイントを獲得。鳥羽は18位、真崎一輝は24位(BOE Skull Rider Mugen Race)という結果となった。

【リザルト】Moto3オーストリア 決勝レース

順位 ライダー 周回数 タイム 前車との差 ポイント
1 Italy ロマーノ フェナティ 23 37'50.135     25
2 Italy トニー アルボリーノ 23 37'51.232 1.097 1.097 20
3 United Kingdom ジョン マクフィー 23 37'51.240 1.105 0.008 16
4 Italy Celestino Vietti Ramus 23 37'51.255 1.120 0.015 13
5 Spain マルコス ラミレス 23 37'56.924 6.789 5.669 11
6 Italy ロレンソ ダラ・ポルタ 23 37'57.694 7.559 0.770 10

 

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