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レースレポート

Moto3カタルニア決勝:鳥羽、最終周首位走行も転倒! ラミレス初優勝

カタルニアGPのMoto3クラス決勝が行われ、マルコス・ラミレスがキャリア初優勝を飾った。鳥羽海渡は最終ラップに首位を走ったが、悔しすぎる転倒リタイアに終わった。

Kaito Toba, Honda Team Asia

Kaito Toba, Honda Team Asia

Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGP第7戦カタルニアGPのMoto3クラス決勝レースが行われ、マルコス・ラミレス(Leopard Racing)が初優勝を達成した。また日本の鳥羽海渡(Honda Team Asia)が最終ラップに首位で入ったものの、まさかの転倒リタイアとなった。

 今シーズンは日本人ライダーの勢いが目立っているMoto3クラスだが、カタルニアGPでは負傷明けの小椋藍(Honda Team Asia)が2番グリッド、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が4番グリッドを獲得するなど、その勢いは失われていない。

 ただ、鈴木は朝のウォームアップ走行で転倒を喫してしまっているため、その影響がレースに及ばないか心配されるところだった。

 決勝レースは気温23℃、路面温度37℃、快晴の空の下でスタート時刻を迎えた。

 小椋はスタートでフロントを浮かせてしまい、13番手まで後退。鈴木は上手くスタートを決め4番手をキープした。

 そしてロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が非常に良い蹴り出しで、一気にポジションを2番手にまで上げる。大きなアクシデント無くオープニングラップを終えるかと思われたが、鈴木がターン10で転倒を喫してしまう。アルベルト・アレナス(Sama Qatar Angel Nieto Team )との接触があったようだ。鈴木はその後レースには復帰した。

 オープニングラップを終えての順位はダラ・ポルタ、トニー・アルボリーノ(VNE Snipers)、アロン・カネット(Sterilgarda Max Racing Team)、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、そしてPPスタートのガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)が続いた。

 ダラ・ポルタは首位に立った後はプッシュを始め、集団は縦長に広がり始めた。しかし2周目の最終コーナーでダラ・ポルタが突如減速し、そのままコース外へ。マシンにトラブルが発生したようで最終的にリタイアに終わってしまった。ダラ・ポルタはトップを快走していただけに悔しい結果となった。

 ダラ・ポルタが脱落したことで先頭集団は争いが激化。マクフィーとダレン・ビンダー(CIP Green Power)、マルコス・ラミレス(Leopard Racing)らがトップを奪い合う展開になる。4周目に突入するストレートではアロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)が前に出て一進一退の攻防が繰り広げられた。

 そしてその後ろでは多重クラッシュが発生。ビセント・ペレス(Reale Avintia Arizona 77)、アレナス、ジャン・オンジュ(Red Bull KTM Ajo )、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)、ラウル・フェルナンデス(Sama Qatar Angel Nieto Team)がターン4で転倒。オンジュが前方のライダーに接触し、そのまま前方のライダーを巻き込む形の多重クラッシュだった。

 このクラッシュによって中段では順位は大きく変動。トップはロドリゴとなり、ビンダー、カネットが続いた。また、佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が9番手までポジションを挙げた。スタートでポジションを落としていた小椋も10番手につけた。

 5周、更に転倒が発生。アンドレア・ミーニョ(Bester Capital Dubai)がターン4で転倒しリタイアとなった。

 7周目になると、小椋がホームストレートでスリップストリームを上手く使い、車速を乗せると一気に前へ進出。5番手にポジションを上げる。佐々木もそこに付いて行くと、小椋をかわして5番手とした。

 先頭のロペスは余裕があるのか、一瞬後方を振り返ってギャップを確認する。しかし、9周目にはジャウマ・マシア(Bester Capital Dubai)がターン1で前に出てロペスから首位を奪い取る。佐々木は少しポジションを下げて7番手だ。

 10周目、マシアをかわしてトップに立っていたアルボリーノが大きく膨らんで18番手まで順位を落とす。アルボリーノはマシンにトラブルがあったようで、その後リタイアとなってしまった。

 残り10周、これでトップに立ったのはラミレス。しかしターン1でのブレーキングでロドリゴ、ロペスらにかわされてしまい6番手まで後退した。次の周回のターン1では、小椋が5番手にポジションを上げた。

 首位は入れ替わり立ち替わりで目まぐるしく変わっていく。が、残り8周でマシアがクラッシュ。アウト側からビンダーに被されると、転倒し接触となった。ビンダーはコースオフを喫したものの、11番手でレースを続行した。

 残り7周、下位から追い上げを見せ、6番手を走行していた鳥羽海渡が2番手に浮上。ただ、後方では真崎一輝(BOE Skull Rider Mugen Race)がラミレスとターン11で接触。これにによって転倒を喫してしまう。なんとか真崎はコースへ復帰した。

 その一方で鳥羽は首位のロペスを交わしてトップに浮上。ただ、ギャップを築くのは難しい状況のようだ。残り6周、鳥羽はなんとかターン1で仕掛けてくるロドリゴらを抑えてトップを守る。

 残り4周、ロペスとロドリゴがスリップストリームで前に出ると、そこに鳥羽が続く。先頭に立ったロペスは、2番手以下にギャップを築こうとするが、突き放しきれない。続くホームストレートでは、今度は鳥羽が先頭に躍り出る。ターン1でもマシンを上手く曲げることに成功した。

 レースは鳥羽、ロドリゴ、ロペス、マクフィーといった順で残り2周に突入した。この周のターン10では、ロドリゴとビンダーが接触。両者共に転倒してしまった。そしてラストラップはトップが鳥羽、カネットとロペスがこれに続いた。鳥羽はターン1で上手く後続を抑え、今季2勝目を大きく手繰り寄せた。

 カネットはロペスをかわして2番手に上がり、鳥羽の後ろにつける。ピタリとつけたカネットがバックストレッチで車速をのせて前を狙う。鳥羽はターン10で前に出ようとするカネットを抑えようとするが……フロントを滑らせここでまさかの転倒! 鳥羽はガクリとうなだれ、ショックのあまりしばらく立ち上がれなかった。

 変わってトップに立ったのはラミレス。そのまま最終コーナーでも後続を抑えて回り、トップチェッカーを受けた。母国スペインの地で初優勝を飾った。

 2位は鳥羽の転倒にもきちんと対応したカネットが入った。3位は最後にポジションを上げてきたセレスティーノ・ビエッティ(SKY Racing Team VR46)となった。

 2番グリッドスタートだった小椋は転倒者続出のレースを完走し、6位となった。また佐々木も8位でフィニッシュ。ポイントを獲得した。ワイルドカード参戦の山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)も9位入賞でポイントを獲得してみせた。

 途中転倒のあった真崎は16位でフィニッシュ。ポイント獲得には届かなかった。オープニングラップで痛恨の転倒を喫した鈴木もなんとか完走し、19位でレースを終えた。

順位 ライダー 周回数 タイム ポイント
1 Spain マルコス ラミレス 21 38'36.156   25
2 Spain アロン カネット 21 38'36.275 0.119 20
3 Italy Celestino Vietti Ramus 21 38'36.302 0.146 16

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