マルケス、ミル&クアルタラロが超ド級ルーキーのペドロ・アコスタにアドバイス「一歩一歩進んで」

ロードレース世界選手権Moto3クラスで、注目を集めている新人ライダーのペドロ・アコスタ。MotoGPクラスの実力者達が、彼にエールとアドバイスを送った。

マルケス、ミル&クアルタラロが超ド級ルーキーのペドロ・アコスタにアドバイス「一歩一歩進んで」

 2021年のロードレース世界選手権Moto3クラスで、開幕から4戦全て表彰台に登るという快挙を記録している、ルーキーのペドロ・アコスタ。最高峰のMotoGPクラスで戦うライダーも、彼には注目しており、弱冠16歳の若者にアドバイスを送っている。

 スペインGPのプレスカンファレンスでは、アコスタがマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、ジョアン・ミル(スズキ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)らとともに出席し、注目を集めた。

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 近年のMotoGPクラスにおいて、絶対的な王者として君臨してきたマルケスだが、彼はアコスタに対しては、各カテゴリーで学習してステップアップしていくべきだと語っている。

「彼はステップバイステップで、各カテゴリーを学んでいくべきだ。あるカテゴリーを去るときというのは、“もうそこに収まらない”という時だ」

「才能あふれるライダーをプレッシャーによって潰してしまうこともある。(各カテゴリーで)全てを吸収するのは難しいかもしれないが、ベストを尽くしているライダーである彼に任せてみよう」

 なおそれに対してアコスタは「彼のアドバイスはとても妥当だ」とコメント。

「チャンピオンシップでたくさん戦うことは、成長の助けになる。ベストなアドバイスはリラックスしろというものだ。僕の“アイドル”はケビン(シュワンツ)だけど、もしそれ以外だったならそれはマルクだ。それにMotoGPライダーはみんなトップライダーだからね」

 またバニャイヤも飛び級などはせず小排気量クラスから順を追ってステップアップすることの重要性を説いている。

「これまで見た中でもベストなルーキーのひとりだ」と、バニャイヤ。

「MotoGPへ出るためにベストな選択は、各カテゴリーで2年を過ごすことだ。僕らは過去に多くのライダーが昇格して、メディアがプッシュしすぎてダメになってしまった例を見てきた。プレッシャーをかけすぎるのは物事を学ぶのに最良の方法じゃないんだ」

 一方でモルビデリは「アコスタの場合は他のライダーと異なっている」ため可能な限り早くMotoGPクラスへ進むべきだと考えている。

 またMotoGPクラスの最年少ポールポジション獲得記録を持つクアルタラロは、自身が犯したミスから、プレッシャーを感じて潰れること無く進んで欲しいと語っている。

「僕は彼のようなスタートは切れなかった。Moto3クラスでは勝ったことがなかったしね」と、クアルタラロは言う。

「彼は16歳でとても速いし、楽しむ気持ちを持ち続ける事が必要だと思う。彼にできる一番のことは楽しむことなんだ」

「プレッシャーに潰されること無く、この方向で進み続けて欲しい。僕が過去に犯したミスなんだよ。もしトップ5や10でも大丈夫。これは彼にとっての1年目なんだからね」

 ミルもMotoGPクラスに来る前は各カテゴリーで経験を積んでくるほうが良いと話す。なおはアコスタがMoto3でフィーバーを巻き起こす前から知っていたのだという。

「去年レッドブル・ルーキーズカップで彼のことを見たんだ。僕のメカニックのひとりが彼と近くてね。彼のことは聞いていた」と、ミル。

「彼はルーキながらレースを始めると凄く競争力を発揮しだした。将来に向けてとてもポジティブなことだ。僕に言えるのはあまり考えすぎず、各カテゴリーで2年を過ごすということだ。そうすればキャリアに必要な経験も積める。彼は今速いけど、地に足を付けて取り組んでいってほしい」

 

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