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ヤマハの3ライダーが野左根に高評価。ロッシ「良いライダーになる」

予報通りの雨となった日本GP初日。ロッシは自らのマシンに苦労する一方、初登場の野左根を褒め、ビニャーレスとザルコもこれに倣った。

Kohta Nozane, Monster Yamaha Tech 3

Kohta Nozane, Monster Yamaha Tech 3

Gold and Goose / Motorsport Images

 日本GP初日の金曜は、天気予報がピタリと的中して終日ウェットセッションになった。走行が始まる前の昨日に、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ MotoGP)に「この週末は雨になりそうな気配だが……」と訊ねた際には、「雨になりそうなのはとても残念だね」と即答が返ってきた。

「ドライなら、きっともてぎでも高い戦闘力を発揮できると思うんだけどね。去年の僕たちは、雨でとても速かったので、もしその質問を去年されていればハッピーだったかもしれない。でも、今年は雨で苦戦している。とはいえ、ウェットセッションなら、雨で速く走れない問題を究明していく良いチャンスになるとは思う」

 昨日話していた危惧は、そのまま今日のリザルトになった。

 トップタイムのアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)に対して、ロッシは1.558秒差の12番手。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスもロッシよりわずかに速かっただけで初日のポジションは総合11番手と、ヤマハファクトリー陣営の雨での苦戦が顕著に表れた格好だ。

「色々バイクをモディファイしてみたけど、トップからはかなり離れているし、乗りにくい。自分たちの問題は総じてドライコンディションの時と同じで、リヤのグリップがないこと。ウエットで試せることは、もうあまりないかもしれない」

 ロッシはややお手上げ気味の表情で話した。

 対照的に、サテライトチームのモンスター・ヤマハTech3はヨハン・ザルコが初日総合5番手、急遽代役が決定した野左根航汰も午前のFP1で15番手。午後のFP2でも、野左根は総合12番手のロッシから0.018秒差の13番手、と高いパフォーマンスを発揮した。

「ザルコは雨でとても速く、今日も僕やビニャーレスより1秒速かった。ふたりの日本人選手の走りを見ればさらに面白いことが分かる。中須賀(克行)は自分たちの(最新スペックの)バイクで走っている。野左根は(サテライト仕様の)古いバイク。普通なら中須賀の方が経験もあるし野左根よりも速いはずなのに、今日は2秒も遅かった」

 そうロッシは話す。ただし、このタイム差に関しては、中須賀自身の話によると、今回は実戦開発として試す事柄が多くライディングに集中できなかった、という事情もあるようだ。なので、中須賀の苦戦はそのあたりも斟酌しておく必要があるだろう。

 とはいえ、代役参戦として初めてMotoGPのセッションを走行した野左根の高いパフォーマンスには、ヤマハ3選手が揃って賞賛した。

「最初に彼の後ろついて走ってみたけど、速かったよ。彼は多少はM1の経験があるとはいえ、そんなに豊富ではないと思う。まだ若いから、良いライダーに成長すると思う」(ロッシ)

「とてもいいね。『フゥーッ!』って感じ。そんなによくはわからないけど、でもすごく頑張っているよ」(ヴィニャーレス)

「とても驚いた。特にこのコンディションだと、MotoGPで自信を持って走るのは難しいのではないかと思っていたけどね。このコースをよく知っていることも、速く走れた理由かもしれない。彼にとってもチームにとってもハッピーな、良いセッションだった。祝福してあげたい」(ザルコ)

        ※         ※        ※

 Moto2クラスでは、長島哲太(Terulu SAG Team)が初日11番手、と好調なスタートを切った。

「ここまで(初日に気持ちよく走れたの)は初めて。地元のもてぎだから、たくさんの方々が声をかけてくれたことが、何より嬉しいですね」と相好を崩した。

「明日がドライになれば、15番以内はキープしておきたいし、ウェットになるなら一ケタを常に走れることを目指します。テンションが上がると転んでしまうことも多いんですが、今日は雨のおかげでかえって冷静に走れたと思います」

        ※         ※        ※

 明日の予報は当初の雨から微妙に変化し、終日曇り空、という情報もある。コンディションがウエットからドライに反転すれば、明日の予選はさらに混沌としたセッションになるのかもしれない。

取材・執筆/西村章

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