アスパー、2018年はチーム名を変更。スペインの”レジェンド”に敬意

アスパーは、今年亡くなったスペインの伝説的なライダー、アンヘル・ニエトに敬意を表し、チーム名を変更するという。

 チーム・アスパーは、今年交通事故で亡くなったスペインの伝説的なライダーであるアンヘル・ニエトの名を借りて、2018年シーズンのMotoGPを戦うようだ。 

Angel Nieto
Angel Nieto

Photo by: Gold and Goose / LAT Images

 ニエトは、1960年代から80年代半ばまでロードレース世界選手権の軽量級クラスで活躍し、計13度の世界タイトルを獲得。母国スペインにおいて国民的英雄とみなされていた。しかし今年7月26日にスペイン・イビサ島でクアッドバイクに乗っていた際、後方から自動車に追突されてしまった。手術を受け一命はとりとめたものの、脳浮腫により容態が悪化し、8月3日に死去した。

 火曜日、同じく軽量級で1980年代から90年代まで活躍し、4度のタイトルを獲得したホルヘ・マルティネスは母国の英雄への敬意を表し、自身が立ち上げたチームであるアスパーの名称を『アンヘル・ニエト』に変更し、2018年シーズンを戦うことを発表した。また合わせて、チームのマネージャーにアンヘルの長男であるヘレテ・ニエトが加わることも発表されている。ヘレテは、チーム・アスパーで125ccクラスに参戦した経験がある。

「アンヘル・ニエトは、モーターサイクル・レーシングと同義の存在だ。このスポーツは彼に多くのものを与え、彼も多くの貢献をした」とマルティネスは語った。

「最初の礎を築いた彼のおかげで、モーターサイクル・レーシングがスペインに根付いた。我々のチーム名をアンヘル・ニエト・チームに改名することで、その事実に対する敬意を表したい」

 またアスパーは合わせて、アンヘル・ニエトが立ち上げ、ロードレースチームは息子のヘレテ・ニエトが管理を引き継ぐことも発表されている。

「アンヘルは私を含め、多くの人々を助けた。私の人生において、彼は重要な部分を占めている。彼の息子のヘレテとパブロ、甥のフォンシもそうだった」

「アンヘルは特に、私のプロジェクト全体に興奮していた。彼は私を信頼し、ヘレテのレーシングキャリアのスタートを任せてくれた。彼は”君のもとで、息子は確実に学んでくれるだろう”と言ったんだ」

「私のチームに最初に参加した彼の息子の手でこのプロジェクトを続け、彼のことを追悼できるなんて、とても誇らしい」

 ヘレテは1993年から97年までアスパーに在籍。28のグランプリに参戦した。

「僕はアスパーとともにキャリアの1歩目を踏み出した。マルティネスは僕を、ヨーロッパとスペインのチャンピオンシップで優勝に導いてくれたんだ」とヘレテは述べた。

「彼は僕の家族にとって常に大切な人物であり、彼と共に父親の名前を持つチームで新しい仕事を始めることになる」

「2016年は父が世界選手権に関わって50年目の年だったが、間違いなくもう少し関わっていたかっただろう。モーターサイクルは父の人生そのものだった。このチームを通して、父の情熱を残していきたい」

 アスパー改めアンヘル・ニエト・チームは、来季もドゥカティのバイクを使用。アルバロ・バウティスタとカレル・アブラハムを継続して起用する予定だ。

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ MotoGP
チーム Aspar Racing Team
記事タイプ 速報ニュース