オーストラリア決勝:マルケス激戦を制し載冠に王手。ロッシ復活の2位

MotoGPオーストラリアGPの決勝レースが行われ、マルケスが優勝。ロッシが2位に入り復活を遂げた。

 MotoGPオーストラリアGPの決勝レースが行われ、ホンダのマルク・マルケスが優勝。ヤマハのバレンティーノ・ロッシが2位に入った。

 ドライコンディションで始まったMotoGPオーストラリアGPの決勝。好スタートを決めたのはポールポジションのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)だった。マルケスはターン1に先頭で飛び込んだが、5番手スタートのジャック・ミラー(マルクVDS)がそれ以上のスタートを見せ、2コーナーで先頭に浮上。後続との差を一気に開いていく。バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)も1周目に4番手までポジションを上げた。

 ミラーは1周目のリードラップを取ると、2番手マルケスに対して約1秒の差を築く。タイトルをマルケスと争うアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)は、2周目のターン1でオーバーランを喫し、20番手まで下がってしまう大ピンチだ。

 3周目、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がマルケスを狙ったところに、ロッシを交わしていたヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)も加わる。しかしこの時3人が接触し、マルケスとザルコがポジションを落としてしまった。

 4周目、ロッシがチームメイトのビニャーレスを交わして2番手に浮上。ミラー追撃体制に入る。

 5周目のメインストレート、ミラーをロッシとビニャーレスの”ヤマハコンビ”が一気にオーバーテイク。一時ビニャーレスが首位に立つも、すぐにロッシがこれを抜き返し、ついに先頭に立つ。

 7周目、マルケスがビニャーレスを抜いて4番手に浮上。大きく順位を落としたザルコもビニャーレスのリヤにつき、そして難なくこれを攻略した。

 8周目のターン1で、6番手を走っていたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が転倒。リタイアとなってしまう。その間にザルコがマルケスをも交わして2番手に上がった。

 後方では、大きく順位を落としていたドヴィツィオーゾが徐々に順位を上げ、9周目の段階で11番手まで浮上。さらに首位を行くロッシにミスがあったため、ザルコが首位、マルケスが2番手となった。10周目にはミラーもロッシを交わす。

 この10周目というタイミングになっても、8台のマシンが先頭集団を形成。LCRホンダのカル・クラッチローや、スズキの2台(アンドレア・イアンノーネ&アレックス・リンス)もこれに加わっている。非常に激しい優勝争いとなった。

 12周目、ロッシがミラーを交わして表彰台圏内に返り咲き。しかしミラーは諦めず、13周目のターン1で抜き返す。ただロッシが再び前に出るなど、3番手争いもヒートアップしていく。ミラーを抜いたロッシはマルケスも抜き、さらに翌14周目にはザルコも抜いて、再びの先頭走行となった。

 首位に立ったロッシだが、後続を引き離していくことができず、マルケスを攻略したザルコがピタリと背後に食らいつく。ビニャーレスもマルケスを抜き、ヤマハ勢がトップ3を独占した。

 17周目、今度はザルコがロッシを抜いて先頭に。後方ではマルケスがイアンノーネにも抜かれ、5番手に落ちた。

 ロッシとザルコの抜きつ抜かれつのバトルは終了せず、その隙を突いて19周目のターン1でビニャーレスが先頭に立つ。ザルコはバランスを崩し、マルケスとイアンノーネにも抜かれて5番手まで落ちてしまった。

 20周目、マルケスがロッシをインから攻めた際に両者接触。ロッシはバランスを崩して後方に下がってしまう。マルケスは2番手に上がるとビニャーレスに近づき、21周目にビニャーレスを攻略。ロッシもビニャーレスを抜き、2番手に浮上。ビニャーレスは一気に7番手までポジションを下げた。

 息をつく暇もなく、レースは終盤を迎えていく。

 残り5周、先頭集団の中からマルケス、ザルコ、ロッシ、イアンノーネの4台が抜け出した。その中でもマルケスがさらに一歩抜け出す。

 残り3周、ロッシ、ザルコ、イアンノーネの3台による2番手争いが非常に激しくなる。コーナーごとに順位が入れ替わる展開だ。これはマルケスにとって追い風となり、約2秒のリードを築いた。

 残り2周という段階で2番手に立ったのはロッシ、ザルコが3番手となった。このバトルにはビニャーレスも追いつき、イアンノーネを抜いて4番手に上がった。

 マルケスは約2秒の差を持って最終ラップに突入。2番手争いは激しいままだ。しかしロッシが、ザルコの執拗な攻撃を封じていく。

 結局マルケスがトップでチェッカー。ロッシが2番手を確保し、ビニャーレスが最後の直線でザルコを抜いて3位を奪い取った。ザルコが4位。以下クラッチロー、イアンノーネと続いた。

 マルケスとタイトルを激しく争っているドヴィツィオーゾは、最後の直線でスコット・レディング(プラマック・ドゥカティ)とダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)に抜かれ、まさかの13位。タイトル争いに暗雲が垂れ込める結果となった。

→MotoGPオーストラリアGP決勝結果

【関連ニュース】

コメント
コメントを書く
この記事について
シリーズ MotoGP
イベント名 オーストラリアGP
サーキット フィリップアイランド・グランプリ・サーキット
ドライバー マルク マルケス , マーベリック ビニャーレス , バレンティーノ ロッシ
記事タイプ レースレポート