”オールドルーキー”ルティ適応に苦戦「Moto2スタイルが抜けていない」

ルティはMoto2クラスでのキャリアが長かったため、他のルーキーよりもライディングをMotoGPに適応させるのに手間取っているようだ。

 2018シーズン、マルクVDSからMotoGPデビューを果たすトーマス・ルティは、中量級クラスでのキャリアが長かったために、”同期”の他のルーキーよりもライディングスタイルをMotoGPに適応させるのに苦労していると認めた。

 今季、MotoGPには4人のルーキーがデビューする。LCRホンダの中上貴晶やザビエル・シメオン(アビンティア・ドゥカティ)、フランコ・モルビデリ(マルクVDS)、そしてルティだ。

 ルティは2002年のシーズン途中からロードレース世界選手権の125ccクラスにデビュー。2005年にチャンピオンを獲得し、2007年から250ccクラスにステップアップした。

 しかし彼のキャリアはここで足踏み。2010年に250ccクラスがMoto2へと形を変えて以降も含め、中量級クラスを計11シーズン戦った。それでも2016シーズンから2年連続でシーズンランキング2位となり、31歳でMotoGPへの切符をついに掴み取った。

 ルティは1月末のセパンで行われたオフシーズンテストで、初めてマルクVDSのMotoGPバイクを走らせた。というのも彼は昨年10月に同地で行われたMoto2での予選で左足首を骨折。最終戦バレンシアGP後に行われたテストなど、MotoGPバイクでの走行機会を棒に振っていた。

 ルティの怪我の回復はまだ完全ではないものの、テストでは怪我がパフォーマンスに影響することはなかったという。それでも彼の中量級クラスでの長いキャリアと、怪我による出遅れで適応に苦戦していることを彼は認めた。彼はセパンでのテストで、総合25位だった。

「”Moto2スタイル”がまだ僕の中にある。MotoGPに適応するにはもっと多くの時間がかかる」とルティは語った。

「MotoGPは、別世界だ。Moto2は素晴らしい”学校”のようなクラスだったが、僕は何年もそこにいた。間違いなく、僕の中にはそのスタイルが残っている」

「僕はそれを変える必要がある。MotoGPへの適応にはもう少し時間がかかるかもしれないが、本当にたくさんの努力をしている」

「僕は1周1周、さらにはコーナーごとにスタイルをMotoGPのバイクに合わせて変えていっている。それが非常に重要なことなんだ」

 ルティは特に適応が難しい点について、ミシュランのフロントタイヤを挙げた。彼はMoto2クラスで長年ダンロップのタイヤに慣れ親しんでいる。

「特にフロントタイヤのフィーリングを得るのがとても難しい。Moto2のフロントタイヤとはかなり異なっているんだ」

「一歩ずつ進めていく必要がある。僕はテスト初日、ほとんど1日中フロントのフィーリングを得ようと作業していた。だけどもっと多くの走行が必要だ」

「コーナー入り口でもっとプッシュし、ブレーキを遅くする必要があるんだと思う。Moto2とは全く違うんだ」

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この記事について
シリーズ MotoGP , Moto2
イベント名 Sepang January testing
サーキット セパン・インターナショナル・サーキット
ドライバー トーマス ルティ
チーム Marc VDS Racing
記事タイプ 速報ニュース