クラッチロー、シルバーストン契約延長に「ドニントンがいい」と落胆

カル・クラッチローは、MotoGPがイギリスGPをドニントン・パークで開催しない理由が理解できないと語った。

 LCRホンダのカル・クラッチローは、彼の母国レースとなるイギリスGPについて、シルバーストンでの開催に不満があるわけではないものの、ドニントン・パークで開催されない理由が理解できないと語った。

 ドニントン・パークは、1987年から2009年までロードレース世界選手権(WGP/MotoGP)のイギリスGPを開催していたが、2010年からはシルバーストンが開催契約を結んだ。

 さらにMotoGPを運営するドルナが、新設される予定だったサーキット・オブ・ウェールズと2015年から5年間のイギリスGP開催契約を結んだことで、シルバーストンも開催権を手放すことになるはずだった。ところがウェールズのプロジェクトに問題が発生し、2015年以降もイギリスGPはシルバーストンで開催が継続されていた。

 今年の始め、ウェールズ政府からの資金援助が足りなかったためにサーキット・オブ・ウェールズのプロジェクトは完全に立ち消えとなり、ドニントンが2018年のMotoGPカレンダーに復帰する可能性が高まっていた。

 しかし2017年シーズンの最終戦バレンシアGPで、シルバーストンがドルナと3年間の契約延長を発表。2020年までイギリスGPを開催することとなった。

 クラッチローは、2016年にシルバーストンで開催されたイギリスGPでポールポジションを獲得し2位フィニッシュを果たしている上、シルバーストンでのレースに反対する理由はないと認めながらも、ドニントンでの開催が実現しなかったことに落胆したようだ。

「個人的にはがっかりしている。なぜドニントンに戻らないんだ?」と彼は語った。

「他のライダーも、ドニントンの方が好きだと思う」

「僕はすでにジョナサン(パーマー/ドニントンのオーナー)とも、スチュアート・ヒッグス(英国スーパーバイク選手権ディレクター)ともかなり話をしたが、言うまでもなく何も起こっていない。なぜ彼らが契約を結ばなかったのかわからない」

「シルバーストンでの開催に反対しているわけじゃない。僕の個人的な意見として、変化があった方がいいと思っているだけだ」

 ドニントンはバリアとコースの距離が近すぎるため、現代のMotoGPバイクにとってはあまりにも危険なのではないかとの意見もあるが、クラッチローはこれを否定した。

 ドニントンはあまりにも危険なのではないかと訊かれた彼は「僕はそうは思わない」と主張を述べた。

「最後にドニントンに行った時のことを思い出せば、当時のバイクは今よりも攻撃的なモノだった」

「おそらく今なら、当時よりもプッシュできるはずだ。しかし、バリアを後ろに移動させるなどの議論が行われていたことは知っている」

「僕は狭すぎるとは思わない。(日本GPが開催されている)もてぎを見れば、ウォールについて(トラックと近すぎると)話をするかもしれないが、比較したことはない」

「僕はドニントンに対して特別な感情を抱いているが、何年もそこでバイクに乗っていない。僕はドニントンが好きだし、戻りたかったんだ」

Additional reporting by Gerald Dirnbeck

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー カル クラッチロー
記事タイプ 速報ニュース