シュワンツ、イアンノーネにエース失格の烙印。スズキに代役探し進言

ケビン・シュワンツは、スズキは2019年に向けて、アンドレア・イアンノーネの代わりを見つけるべきだと考えている。

 スズキのエースとしてロードレース世界選手権500ccクラスを戦い、1993年にタイトルを獲得したケビン・シュワンツは、現在スズキに所属しているアンドレア・イアンノーネについて、チームを率いる立場にはふさわしくないライダーだと考えているようだ。

 ドゥカティに4シーズン在籍したイアンノーネは、2016年に2勝を挙げた後、2017年シーズンからスズキに加入した。しかし、彼はスズキのバイクを乗りこなすのに苦労した上、真摯に取り組んでいないとして多くの批判を浴びた。

 厳しいシーズンを過ごす中、イアンノーネが世界スーパーバイク選手権王者のジョナサン・レイと交代させられるのではないかという噂が立ったことすらあった。それでも、イアンノーネとチームメイトのアレックス・リンスはシーズン終盤になってパフォーマンスを発揮し、イアンノーネはラスト4レースで3度トップ6フィニッシュを果たした。

 終盤イアンノーネが復調したことを踏まえると、2018年はスズキがより競争力を発揮出来る可能性はある。それでも、イアンノーネとの契約が切れる2019年以降に向けて、スズキはチームを率いていくライダーを探す必要があるとシュワンツは考えている。

「チームを率いるライダーは、常に100%の力を注がなければならない」

 そうシュワンツはmotorsport.comに語った。

「95%の力でバイクに乗る程度なら、グリッド上のどのバイクも素晴らしいモノだ。しかし、その最後の5%を絞り出さなければならない。それが、素晴らしいバイクとトップ10に入れないバイクの違いにつながる」

「イアンノーネは、ドゥカティと共にグランプリに優勝した経験のあるライダーなのだから、1シーズン目からチームに方向性を示せるようなライダーにならなければいけなかった」

「おそらく今年は、リンスももう少し協力できるようになるだろう。ルーキーだった彼も、ある程度経験を積んだからだ。だが昨年はイアンノーネの肩にすべてがかかっていた。しかし、彼は全く自分の役目を果たさなかったんだ」

「スズキは今年も彼とリンスというラインアップで戦うことになるが、(2019年に向けて)絶対に他のライダーを探すべきだと思う」

努力不足は”受け入れられない”

 イアンノーネのシーズンを振り返ったシュワンツは、シーズン序盤にホンダが出遅れたことと、シーズン後半にヤマハの競争力が低下したことを活かせなかったのはイアンノーネのミスだと強調した。

 また、第7戦カタルニアGPのイアンノーネの怠慢とも捉えられるパフォーマンスについては”受け入れられない”と批判した。このレースでは、負傷したリンスに代わってシルヴァン・ギュントーリが出場していたが、イアンノーネが16位、ギュントーリ17位と両者ポイント圏外でレースを終えている。

「とても苛立たしいことだ」

「ヤマハは素晴らしいスタートを切ったが、その後に大きな問題を抱えた。ホンダはそれほど良いスタートを切れなかった。他のチームが苦戦している時に、スズキは状況を立て直すべきだった」

「バルセロナでは、彼はギュントーリにパスされた。代役のライダーにパスされたんだ。そしてそれからイアンノーネは1周0.5秒速く走り、ギュントーリを抜き返した。しかしギュントーリを引き離した後、彼は再びスローダウンした」

「そんなパフォーマンスは全く受け入れられない。常に110%努力し続けなければならないんだ」

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー アンドレア イアンノーネ , Kevin Schwantz
チーム Team Suzuki MotoGP
記事タイプ インタビュー