









ヤマハのホルヘ・ロレンソは、オーストラリアGPの予選で大苦戦。Q2ではポールを獲得したホンダのマルク・マルケスから6.651秒も遅れ、4列目の12番グリッドが精一杯だった。ヤマハのチームメイト、バレンティーノ・ロッシも予選で苦しみ、Q1で敗退となる、15番手止まりだった。
フリー走行3回目でトップ10に入れず、Q1が免除されなかったロレンソは、カル・クラッチロー(LCRホンダ)に次ぐ2番手で、なんとかQ1を突破した。
ロレンソは、Q1の終盤に何人かのライダーが、インターミディエイトタイヤでのギャンブルに失敗したため、幸運にもQ2に進出できたと認めた。
「Q1では、スリックやインターミディエイトタイヤで走行するには少しだけ早すぎた。もう1周か2周する必要があった」と彼は語った。
「Q2に残れたのは”幸運”だった。何人かのライダーがインターミディエイトを使ったんだ。彼らはもう1周か2周したら速くなっただろう。結果、僕がQ2に行けた」
「でもQ2では、インターミディエイトは大失敗で、スリックでさえフィーリングはひどいものだった」
「やってみたんだけど、プッシュできるようなフィーリングを感じることは、一度もなかった。特にコーナーではね」
「他のライダーは始めからプッシュしていて、最初から自信を持っていた。タイヤも始めから機能していたんだ」
「おそらく、このようなコンディションで、クラッシュや怪我といった悪い経験が頭によぎりすぎたんだ。それに、今の状況は最悪なんだ」
「タイヤが昨年と違う。ウォームアップの点で大きく違うんだ。それに電子制御も減っている。それが、過去10年で最悪のコンディションのフィリップアイランドで、こうなってしまった理由だ」
ロレンソは、もしレースでも同じようなコンディションになった場合、また苦戦すると予想していることを認めた。が、フルウェットか、ドライのどちらかならば、改善することができると語った。
決勝の予想を聞かれたロレンソは「コンディション次第だ」と答えている。
「もし完全に雨が降っていれば、僕たちはポイント圏内でレースをすることができるだろう。おそらく、最速のライダーから1秒から1.5秒遅いタイムだと思う」
「もし予選のようなコンディションなら、フィーリングと自信を得られなくて、タフなレースになる。僕にとってはすごくハードだ。でもやってみるけどね。もし天気が良くなれば、もっと良くなるだろう」
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この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | オーストラリアGP |
ロケーション | フィリップアイランド・グランプリ・サーキット |
ドライバー | ホルヘ ロレンソ |
チーム | Yamaha Factory Racing |
執筆者 | Jamie Klein |