テック3、ヤマハとの18年間に及ぶパートナーシップを今年限りで解消

MotoGPプライベートチームのテック3は2018シーズン限りで、ヤマハとの18年間のパートナーシップを終了することを発表した。

 プライベーターとして2001年からMotoGPに参戦しているテック3は、これまで17年に渡ってヤマハのバイクを走らせてきたが、2018年限りでそのパートナーシップを解消することを発表した。2019年以降についてはどのメーカーのバイクを走らせるか明らかにしてはいないものの、”オファーを受け取っていないとは言えない”としている。

 現時点でサテライトチームを持たないスズキとKTMが、2019年に向けてカスタマーを獲得し、もう2台のバイクを走らせることを希望していることが知られている。また、アプリリアもサテライトチーム獲得に名乗りをあげる可能性がある。

 2018シーズンのMotoGPには、ドゥカティのバイクが8台、ホンダが6台、ヤマハが4台参戦。スズキとKTM、アプリリアがそれぞれ2台となっている。

 テック3代表のエルベ・ポンシャラルは次のように語った。

「テック3は小さい会社であり、将来について様々な選択肢を検討しなければならない」

「テック3がMotoGPに参戦して以来、保留中のようなものを含めて、オファーを受け取っていないとは言えない」

「しかし間違いなく、我々は2018シーズンの(最終戦)バレンシアGPの最終週まで、モンスター・ヤマハ・チームだ」

 ポンシャラルは、ヤマハとの関係解消が公式発表される以前に、ヤマハはテック3よりもバレンティーノ・ロッシが運営するチーム、”VR46”を優先するだろうとはっきり語っていた。

 一方でmotorsport.comの調べによると、今回のテック3とヤマハの関係解消はVR46のMotoGP参戦を受け入れるために参戦台数がすぐにでも緩和されることには繋がらないようだ。

 ヤマハ・モーター・レーシング社長の辻幸一氏は、テック3との関係解消について「テック3オーナーのエルベ・ポンシャラル氏が、ヤマハのYZR-M1をリースするという契約を延長しないと決めたことを知ったのは、ごく最近のことです」と語った。

「エルベとのディスカッションの末、彼は将来的に新しいパートナーとの提携を選択したことが明らかになりました。残念ですが、私たちは彼の選択を尊重し、受け入れなければなりません」

「このような成功し、長期間続いたパートナーシップが終わりを迎えるのは、常に悲しいことです。エルベの誠実さとヤマハブランドへのサポート、彼らの残した素晴らしい結果にとても感謝しています」

「私たちは2018シーズン中、引き続きテック3チームと彼らのライダーに全面的なサポートを提供します。それと同時に、2019年以降のMotoGPにおける代替チームの選択肢を評価していきます」

 ジョナス・フォルガーの欠場によって未定のままだったテック3のもうひとりのライダーだが、先日ハフィス・シャーリンの起用が発表された。今回のヤマハとの提携解消が、彼にどういった影響を与えるかは不明だが、彼のチームメイトであるヨハン・ザルコには、すでにKTMが関心を寄せている。

 ザルコは、昨シーズンMotoGPデビューを果たすと3度の表彰台を獲得。ランキング6位でシーズンを終えた。ヤマハのファクトリーライダーであるバレンティーノ・ロッシに34ポイント差に迫っている。

 ヤマハのファクトリーチームは、これまで2度行われたプレシーズンテストで苦しんでいるが、ザルコは特にトラブルを抱えた様子もなく、上位につけている。

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この記事について
シリーズ MotoGP
ドライバー ハフィス シャーリン , ヨハン ザルコ
チーム Tech 3
記事タイプ 速報ニュース