「ドゥカティは今後、ライバルにとって大きな脅威になる」とストーナー
ケーシー・ストーナーは、今シーズンの残りのレースで、ドゥカティがライバルたちと肩を並べると考えている。








2016年8月13日まで、現在ドゥカティのテストライダーを務めるケーシー・ストーナーは、ドゥカティで勝利を収めた最後のライダーであった。今から6年前のことである。しかし、今回のレッドブルリンクで、アンドレア・イアンノーネがMotoGPクラス初優勝を果たしたことで、ストーナーの”最後の勝者”という肩書きは、意味をなさないことになった。
そのストーナーは、MotoGPのスーパースターであるミック・ドゥーハンとともに、ドゥカティのピットボックスで、イアンノーネの優勝を見守った。そして彼は、次のブルノ(チェコ)でのレースも含めて、ドゥカティが他のサーキットでも勝利できると信じている。
「他のサーキットでも良いと期待しているよ」と、ストーナーはレース後に語った。
「僕たちはこのパッケージで選手権をスタートし、どの週末でもコンペティティブだった。自分たちの持っているスピードのアドバンテージを活かし、そしてそれを保ってコーナーをクリアする。僕らは素晴らしいパッケージを持っているんだ」
ここからライバルを追いかける
ストーナーは、チームが久々に勝利したことについては、以下のように答えた。
「このチームの一員として大いに関わって、より密接になって、みんながどれほどハードに仕事をしてきたかを見ていたから、フィニッシュした時は大きな安心感があった。本当に喜んだよ」
「正直、僕たちは 何年も勝利から遠ざかっていた。開幕戦以来、今年のどのレースでも良いチャンスがあった。そしてゆっくりと体制を整えて、ここ数レースではより良いものになっていったんだ」
「ここでのテストは、僕らにとっていいものだった。ここでは僕らのバイクのパワーを示すことができたし、同時にコーナーではスピードもあって、タイヤを労わることができた。周りの人々が『ドゥカティにはできない』と考えてたことをやったんだ」
「僕たちはパッケージ全体を完成させ始めた。これから前を走るライダーたちを脅威になってくと思うよ」
この記事について
シリーズ | MotoGP |
イベント | オーストリアGP |
ロケーション | レッドブルリンク |
ドライバー | アンドレア イアンノーネ , Casey Stoner |
チーム | Ducati Team |
執筆者 | Charles Bradley |